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2013.11.12 Tuesday
今シーズンの締めくくりとして、高知に行ってきました。朝8時過ぎに出発。
藍住ICから高速に乗り、一路南国市へ。
途中、吉野川SAで小休憩。
南国市の浜改田の浜へ到着したのは、10時前くらいでした。
強風の中、早速歩き始めます。
オレンジ浮き、豆型浮き、紡錘浮きなどは結構転がっています。
シナアブラギリは3個見つかりました。
去年は山ほど落ちてたシナアブラギリですが、今期はホント少ないですよね。
かなり傷んだテリハボク。
この他はゴバンノアシの一部があっただけで、海豆は無し。
まぁ、予想はしてましたけどね。
代わりにといってはアレですが、カメの印刷されたギターピックが落ちてました。
これはちょっと可愛いのでお持ち帰り。
浜改田の浜を1kmくらい歩いたのですが、上記のとおりの貧果でしたので、去年シロツブを拾った安芸郡芸西村西分の琴ヶ浜へ。
しかし、期待に反して、浜改田の浜よりも漂着物が少ないという状況。
とりあえず歩き始めますが、オレンジ浮きさえ殆ど見当たりません。
なぜか、狭い範囲にヒオウギガイが散らばってました。
合計5枚。
漂着したものではなく、捨てられたものでしょうね。
せっかくなのでお持ち帰り。
これは……うーん、ビワガイでしょうかね。
結構大きいです。
琴ヶ浜を後にして、更に東進。
室戸市の羽根の浜までやってきました。
磯、礫、砂利がメインの浜なので歩きにくいです。
牟岐沖で見つかって話題になったタガヤサンミナシ。
羽根の浜には沢山落ちていました。
殻頂が残っているものが少なく、1個だけお持ち帰り。
それにしても、何でこんなデザインになったんですかね、この貝。
時間的にもこの浜が最後! ということで、必死に流木溜りを引っくり返していたら、海豆じゃなくてこんなヤツが出てきました。
虫が苦手な方、申し訳ありません。
ゴキブリの類なのは確かですが名前が分からず、iPhoneで検索してみたところ、四国では足摺岬に生息するとされているサツマゴキブリ、だそうです。
室戸岬と足摺岬はだいぶ離れてますけどねぇ。
ペットとして人気が高く、通販では1000円前後で取引されているようです。
高いゴキブリですねw
見た目はあまりゴキブリっぽくないので、わりと可愛い感じです。
でも、裏側はまんまゴキブリですw
ちなみに、白いラインのある方(写真では右側)が頭。
他にも、オレンジ色の蜘蛛とか、ザトウムシとか、ハサミムシとか、なんか虫が多かったです。
虫嫌いなわけではありませんけど、大量に出てこられるとさすがに……。
羽根の浜の日没。
ということで、タイムアップです。
海豆は結局見つかりませんでした。
正直、期待はしていなかったものの、やっぱり凹みますw
沢山歩いて楽しかったですけどね!
来年に期待です。
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2013.11.06 Wednesday
収穫、というほどのものではありませんがw山陰の旅1でも写真を紹介していますが、改めて自宅で撮り直してみました。
こちらです。
春になったら種蒔きしてみましょう。
中にひとつだけ大きい種がありますが、これは蒲生田の浜で以前拾った種です。
カタチはそっくりなのに、これだけ大きさが違うということは、また別の種類なのでしょうね。
実は、もうひとつ拾ったものがありました。
ありふれた釣りの浮きなんですが、どうもこれ韓国のモノのようです。
刻印で検索してみたもののヒットせず。
画像検索しても、韓国の女優さんらしき人ばかり出てきます。
浮きの下部にはコケムシがついていました。
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2013.10.31 Thursday
10月27日より2泊3日で、山陰へ遊びに行ってきました。初日は移動のみ。
正午過ぎに徳島を発ちまして、16時過ぎには1日目の宿泊地、米子に到着。
実質、3時間半ほどで着きました。
意外と近いもんです。
高知の黒潮町まで行くのと大差ありません。
この日は運転で疲れたので、早々に就寝。
そして、2日目の朝。
6時過ぎに起床。
まだ寝ている相方を残し、ホテルから最も近いと思われる皆生の浜へと向かいました。
俺にとっては初の日本海です。
10分足らずで皆生の浜に到着。
先日の台風の影響が残っていたのか、波も高めで漂着物も多い感じです。
とりあえず記念撮影ですw
ご覧のように幅の狭い海岸ですが、漂着物が沢山。
気温は10度ほどなので、かなり寒かったです。
ホットのお茶を飲みながら歩きます。
大量の漂着種子。
これ、先日、渚の探偵:助手様がblogで記事にしておられたものと同じものかも。
かなり小さいです。
ハマヒルガオの可能性が高いようですね。
とりあえず30個ほど拾ってきました。
エボシガイのついた、おなじみ紡錘浮き。
豆型浮きにオレンジ浮きもありました。
こんな大きな電球も。
イカ釣り漁船のものでしょうね。
ギンカクラゲの骨も大量に漂着しており、ルリガイやアサガオガイがあるかもしれないと思い、かなり注意して歩いていたのですが、残念ながら空振りでしたw
もっと時間をかけていれば、あるいは……。
エボシガイ付きの漂着物は非常に多かったです。
しかし、その殆どは対岸の韓国や中国からのもので、南方系のものは見ませんでした。
密かに期待していたアオイガイもありませんでしたw
これといって拾いものはなかったのですが、初めての日本海、気持ちよく歩くことができました。
また機会があれば、今度は南方系漂着物の増える時期に行ってみたいですね。
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2013.10.21 Monday
17日の小松海岸、色々な人が歩いていたのですねー。俺が歩いたのは朝7時くらいだったので、誰にもお会いできませんでしたがw
さて、昨日の記事の最後に紹介した、ツマミ状の部分が付いた土器。
とりあえず、「羽釜ではないか」という仮説に至ったわけですが……。
随分前に小松海岸で拾った、瓦器っぽいものと並べて写真を撮ってみました。
左の黒っぽいものが、ツマミ付き瓦器様のもの。
右が、今回拾ったものです。
この瓦器の方は、自分のblogを検索してみると、2012年9月2日の海の観察会で拾ったようです。
瓦器片とも須恵器片とも分からないものを拾った、という記載があります。
ちゃんと写真を掲載しておけ、俺よ……w
真上からではツマミ部分が分かりにくいので、少し斜めにずらした写真を。
ご覧のように、瓦器の方は随分とツマミが大きいです。
さて、羽釜や瓦器について、少しだけ調べたことをメモっておきます。
羽釜型土器は10世紀頃から作られ始めた。
瓦器は11世紀頃、畿内を中心に作られ始めた。
内側を中心に円礫などで磨いた跡があることが多く、これは幅5mmほどの細い線状になる。
(写真の瓦器様のものにも、この研磨跡らしきものが見られる)
瓦質土器の羽釜は、12世紀から13世紀に多く使われた。
煮炊きが主な用途なので、温度変化による膨張収縮に耐えるよう、わざと焼きを甘くしてある。
以下、参考資料として。
Google画像検索 “羽釜” “土器”
『紀要』第一号 近江における瓦質土器について 奈良俊哉(敬称略)
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2013.10.20 Sunday
関東地方に大きな爪跡を残した台風26号。四国においては随分と沖を通り過ぎたので、一時的に風雨は強かったものの、特に被害というほどのことはありませんでした。
17日の朝、台風明けということもあり、久々に小松海岸を歩いてきました。
観察会以来です。
天気は、まだすっきりしません。
波の高さはそこそこ、といったところ。
雨が少なかったからか、それほど吉野川由来のゴミは多くありません。
でも、所々に大きな流木が漂着しており、台風の後らしい感じ。
写真右側に見えるオレンジのものは、破れたゴムボートでした。
体長60cm近いチヌです。
すごい歯をしています。
チヌは悪食で有名で、ゴカイ類、小魚はもちろんのこと、フナムシからスイカまで食べます。
錆びた針金のようなものが巻かれた丸石。
漁用の石錘ですかね。
貝類はいつも見るものばかり。
タイラギの漂着がいつもより多かったかな、くらいです。
観察会のときに見た、ツヤガラスやシャミセンガイは全くなし。
土器片も砂に埋もれてしまったのか、殆どありませんでした。
左は青磁釉のような釉薬がかかった陶片で、時代不明。
右は須恵器的な土器片。
表面に微妙に波模様があります。
中央下は、以前にもよく似たカタチのものを拾ったことがあります。
その時のものは瓦器様のものでしたが、今回拾ったものは土師器などに近い感じです。
写真では分かりにくいですか、この “ツマミ” のような形状、おそらく西日本を中心に使われていた羽釜の羽、つまり鍔の部分ではないかと考えています。
できれば、もう少しサンプルが欲しいところです。
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2013.10.14 Monday
殆ど収穫のなかった、前回の県南行でしたが、3つだけ拾ったものがありました。釣り用の浮き、何かの木の実、そして今回紹介するイカの甲です。
大砂海水浴場で拾ったもの。
大きさは4.5cmほど。
少し赤みがかった色をしています。
裏面は白色。
面白いのは、横から見るとこんな風に湾曲していること。
こういう小さく細長いイカの甲自体、県北在住の俺には珍しいのですけどね。
で、世界イカ類図鑑2005というサイトで調べていたんですが、最も近いように見えるのが、なんとベトナムコウイカ。
いや、しかし、殆ど黒潮由来の漂着物が見られない中、都合よくベトナムコウイカなるイカの甲が漂着するだろうか、と考えておりまして、実際に何イカなのかは分かりません。
どこかにイカの甲図鑑、なんて売ってないですかね?w
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2013.10.12 Saturday
一昨日、睡眠時間を捨ててまで向かった県南。しかし、前記事のとおり、収穫なしでした。
必然的に写真も殆どありませんが、少しだけ撮ってたのを貼っておきます。
早朝の大砂海水浴場です。
誰もいません。
浜はご覧のとおり、綺麗なものです。
漂着物は海草ばかり。
唯一目に付いたのが、この戦闘機のフィギュア。
何でしょうね。
零戦二一型?
カタチがわりといい加減な上に、色が付いてないので余計わかりません。
そそくさと長浜に移動。
歩き始めた時点で午前7時20分くらいだったのですが、既に気温は26度。
天気が良かったこともあり、暑かったです。
そして、ご覧のように、ここも漂着物は海草と少しの貝殻くらい。
イモガイのひとつくらいないか、と端から端まで2往復しました。
なーんにも見つからず。
拾って帰るかどうか、しばし考えたのがこの貝。
多分、カコボラじゃないかと思うんですが……。
結局拾わず。
そんなわけで、収穫はほぼゼロ。
何かしら県南へ行った意味が欲しかったこともありまして、道の駅日和佐の物産館にて、前から気になっていた海亀のコーヒーカップ&ソーサーを購入。
素朴で可愛くて実に良いです。
このカップ、日和佐川の上流にある、巣林窯(そうりんがま)という窯元で作られたものだそうです。
湯呑やビアグラスっぽいのもあって、どれも欲しかったのですが、日本茶は最近あまり飲まないし、お酒も殆ど飲まない人間なので、悩んだ結果コーヒーカップにしました。
さて、今度は台風26号が近づいております。
正直なところ期待はしていませんが、もしかしたら……。
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2013.10.11 Friday
台風の後。それは、ビーチコーマーが最も胸を熱くする時。
ずっと北風のあと、1日2日程度南風が吹いたくらいで、モノが寄るわけないじゃない!
分かってる。
そんなのは分かってる。
それでも、ほんの少しの期待を胸に秘め、僕は海へ行く。
だって、ビーチコーマーなんだもん!
すいません。
心が折れてます。
ヤケでございます。
昨日、早朝から昼前まで、県南の渚を回ってきました。
(昼から仕事だったのです)
結果から申し上げましょう。
惨 敗 で し た !
宍喰の長浜まで行って、道中も含めエボシガイ付きの漂着物の1つさえ無し。
全く無し。
ゼロでございます。
まだ台風は来るかもしれませんが、この調子だと今後もあまり期待できそうにありません。
それでも、多分、台風の後には一縷の望みをかけて、また海へと向かうのでしょう。
ビーチコーマーですから。
ああ、文字だけの更新が悲しい。
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