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2013.10.21 Monday
17日の小松海岸、色々な人が歩いていたのですねー。俺が歩いたのは朝7時くらいだったので、誰にもお会いできませんでしたがw
さて、昨日の記事の最後に紹介した、ツマミ状の部分が付いた土器。
とりあえず、「羽釜ではないか」という仮説に至ったわけですが……。
随分前に小松海岸で拾った、瓦器っぽいものと並べて写真を撮ってみました。
左の黒っぽいものが、ツマミ付き瓦器様のもの。
右が、今回拾ったものです。
この瓦器の方は、自分のblogを検索してみると、2012年9月2日の海の観察会で拾ったようです。
瓦器片とも須恵器片とも分からないものを拾った、という記載があります。
ちゃんと写真を掲載しておけ、俺よ……w
真上からではツマミ部分が分かりにくいので、少し斜めにずらした写真を。
ご覧のように、瓦器の方は随分とツマミが大きいです。
さて、羽釜や瓦器について、少しだけ調べたことをメモっておきます。
羽釜型土器は10世紀頃から作られ始めた。
瓦器は11世紀頃、畿内を中心に作られ始めた。
内側を中心に円礫などで磨いた跡があることが多く、これは幅5mmほどの細い線状になる。
(写真の瓦器様のものにも、この研磨跡らしきものが見られる)
瓦質土器の羽釜は、12世紀から13世紀に多く使われた。
煮炊きが主な用途なので、温度変化による膨張収縮に耐えるよう、わざと焼きを甘くしてある。
以下、参考資料として。
Google画像検索 “羽釜” “土器”
『紀要』第一号 近江における瓦質土器について 奈良俊哉(敬称略)
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