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2011.10.28 Friday
徳島市多家良町に鎮座。祭神は天津麻羅。
金山神社末社。
式内社 阿波國勝浦郡山方比古神社の論社。
前回の金山神社の記事で掲載した地図です。
金谷橋を渡ってU字型になっている道を左へ進むと金山神社。
右へ進むと立岩神社です。
しばらく進むと、ちょっと車では入れない細い山道になり、その手前に立岩神社の看板が。
看板手前に車を停めさせてもらい、徒歩で移動。
こんな感じの気持ちが良い山道を少し歩きます。
ふと、右手を見ると石段と鳥居が見えます。
立岩神社の鳥居。
後ろの大岩が御神体です。
由緒書です。
ちょっと文字が小さくて読みづらいと思いますので、下に書き出します。
-------------------------------------------------------------------------------------
当社は日本一の巨大陽石を御神体とする神社である。
陽石は高さ七メートル、巾四メートルの巨岩で、基部正面に左右二個の大玉石を配し、素朴にも男性を象徴しているが通俗的な信仰はなく、祭神は天津麻羅
といわれている。
御神体の正面はたたら跡(金山神社)を向いており、古代金属器の製作に名工鍛冶・天津麻羅がかかわったことを暗示している。
古事記によると、八咫の鏡は「…天の金山の鉄を取りて、鍛人天津麻羅を求ぎて伊斯許理度売命に科せて鏡を作らしめ…」とあり、この地で八咫の鏡を製作されたものと推定されている。
八咫は、当地に隣接する八多町に由来し、我が国冶金技術発祥の地であるといわれているが、以来、阿波では天津麻羅を鍛冶の神として崇め、後に天目一神として尊崇されるようになったものである。
また、名西郡神山町鬼籠野字元山(ここから直線距離で十三キロメートル西方)には、高さ二十メートル、巾二十メートルの女性を象徴する巨岩・立岩神社が鎮座する。
-------------------------------------------------------------------------------------
ということで、どうやら神山町に、この神社と対になる別の立岩神社があるようです。
小さな手水鉢。
こちらが立岩神社。
御神体下部に寄り添うように鎮座しています。
金山神社に同じく、こちらも神社というよりは祠ですね。
写真が悪くてよく分からないと思いますが、御神体を横から撮影したものです。
非常に立派です、はい。
祭神の天津摩羅(あまつまら)は鍛冶の神様です。
名前と男根信仰的な御神体によって色々と勘違いを起こしそうではありますが、元々この摩羅という言葉は仏教とともに日本に入ってきたものです。
つまり、天津摩羅の摩羅には、仏教での悪しき意味合いや、男根信仰的なものではなく、別の意味合いがあるわけです。
一説には、摩羅は目占(めうら)で、片目で焼けた鉄を見ること、およびそのせいで片目の視力を失ってしまう鍛冶師の職業病を意味しているのでは、と言われています。
他の神と違い、〜神、〜命といった神号がついていないのも特徴です。
そのため、個人ではなく集団の総称ではないか、という説もあるようです。
また、由緒書にもあったように、片目繋がりで天目一箇神(あめのまひとつのかみ)と同一神だという説もあります。
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2011.10.24 Monday
徳島市多家良町に鎮座。祭神は金山毘古神。
旧社格は無格社。
式内社 阿波國勝浦郡山方比古神社の論社。
金山神社という名前の神社ですが、社号標には『山方比古神社』と書かれています。
現時点ではあくまで論社なので、ちょっと気が早いかな、とも思ったり思わなかったり。
ただ、徳島県神社誌には『山方比古神社』の名で掲載されているそうです。
うーん。
で、どのような神社なのかというとですね。
神社、というか小祠です。
実際に行ってみて、あまりの小ささにびっくりしました。
狛犬は二対。
石段途中の方は結構古そうで、鼻先の尖った徳島型的な風貌。
本当にただの祠といった感じです。
もちろん、立派であればいいというものではないですけどね。
あたりの長閑な風景に溶け込んでいる風で、この方がいいのかも。
由緒書の看板。
神社周辺の地図。
池を挟んだ向こう側に立岩神社の文字が見えますが、こちらは由緒書にもあるように金山神社の末社であり、尚且つ金山神社に同じく式内社『山方比古神社』の論社となっています。
弟が最大のライバル、みたいな感じですね。
そんな立岩神社は次回ご紹介。
で、由緒書や地図にもあるタタラ跡、とのことですが、正直分かりません。
えぐれてるとこがあるなー、くらいにしか。
さて、金山神社のご祭神である金山毘古神とは、由緒書にもあるように、鍛冶の神様です。
古代、この地にて鍛冶が盛んであったことは、周辺の地名に残っているとおり。
四国第二の規模を誇る渋野丸山古墳に代表される渋野古墳群も、ほんの4km程度という近い距離にあり、かなりの力を持った一族が住んでいた地域だったと思われます。
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2011.10.20 Thursday
徳島市不動西町に鎮座。祭神は豊玉媛命。
旧社格は村社。
式内社 阿波國名方郡天石門別豊玉比賣神社の論社。
式内社 阿波國名方郡和多都美豊玉比賣神社の論社。
式内論社の雨降神社です。
「あめふらしじんじゃ」ではありません。
それでは海生軟体生物になってしまいます。
正しくは「あまたらしじんじゃ」です。
お間違いなきよう。
この神社、真横にラブホが建ってるんですよね。
由緒正しい社の横にラブホとかホントやめてほしい。
狛犬さん。
そんなに古いものではなさそう。
オーソドックスな見た目です。
拝殿です。
えー、歪んでます。
正直なところ、直に見ると「いつ崩れるか分からん」というレベル。
もっと立派な拝殿に建て替えてもらえたらいいんですが……。
手水鉢。
手押しポンプの井戸です。
扁額です。
年季入ってます。
本殿は小さいですが、均整の取れたバランスの良い形をしています。
さて、この雨降神社。
その名のとおり、古くは雨乞いの儀式なども行われていたようです。
祀られている神様も豊玉媛命ということで、水神様として崇敬を集めていたのでしょう。
ちなみに、豊玉媛命とは海神である綿津見大神の娘で、火遠理命(山幸彦)と結婚し、後に鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズ)を産む神様です。
ウガヤフキアエズを産む際、巨大なワニ(サメ)の姿になったのを夫に見られてしまい、海の国へと帰ったと言われています。
周りを海に囲まれた徳島県とは、非常に繋がりの深い神様です。
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2011.10.19 Wednesday
えー、餌釣りは大好きですが、ルアー釣りも好きです。一番いいのは手が汚れにくいというところ。
ルアーそのものを集める楽しさもあります。
高校生の頃、バスフィッシングにハマっていた時期は、無理して随分とルアーを揃えたもんです。
もう殆ど処分してしまいましたけど。
さて、先ほど「手が汚れにくい」と書きました。
餌釣りでは、当然ですが餌をハリにつける作業が必要になるため、どうしても手が汚れます。
だからどうしたという話ではありますが、それだけではありません。
餌をつける必要がないということは、即ち手返しが早くなるわけです。
例えば、目の前にナブラが立ったとします。
餌でもルアーでも第一投目は同じですが、二投目以降に差が出てきます。
ナブラは長時間出ているものではないので、短いチャンスタイム中に何回キャストできるかが非常に重要になってきます。
これはカマスやタチウオなどの回遊魚を相手にする場合も同じです。
手数を増やし、手間を減らし、釣果を稼ぐことができるのがルアーです。
(もちろん、単純なHIT率、食いの良さは餌の方が上です)
ソルトルアーフィッシングの入門に一番良いのは、ガシラやソイ、アイナメなどの根魚をワームで狙うことです。
障害物周りにワームを落とし込み、上下させたり、軽くスイミングさせてやれば、意外に何かしらの魚は釣れるものです。
特に、テトラの穴や岸壁のフチ、防波堤の継ぎ目などは最高のポイントです。
地磯やゴロタ浜などになれば、ほぼ全域がポイントといってもいいでしょう。
最近は根魚用の竿なども出ていますが、柔らかめのバスロッドで十分です。
ワームはハードルアーほど高くはないですし、ワームとジグヘッドだけあればすぐに始められます。
効率は少々悪いですが、常夜灯周りなどでキャストして泳がせればタチウオも釣れます。
(一回一回ワームを交換する羽目になりますけど)
ただし、ワームにも弱点があります。
それはフグに弱いこと。
フグに噛まれてしまうと、あっという間にボロボロになります。
フグが多い場合は諦めてハードルアーを使いましょう。
最近はメバリング(ルアーでのメバル釣り)やアジング(ルアーでのアジ釣り)、ショアジギング(陸からメタルジグを投げる釣り)なんかも流行っています。
アオリイカを餌木で狙うエギングもルアー釣りの一種です。
意外と敷居は低いので、試しに一度やってみてはいかがでしょうか。
1万円あれば竿、リール、ワームにジグヘッド、全部揃う時代ですからね。
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2011.10.18 Tuesday
今までに行った徳島県内の釣り場の地図を作ってみました。神社マップもそうですが、この地図にマーキングしていく作業、楽しいんですよね。
クリックするとGoogleマップに飛びます。
(ちなみにブラウザはGoogle Chromeを使うと非常に快適に見られます)
新しい場所を開拓したら追加していきたいと思います。
釣り :: comments (2) :: trackbacks (0)
2011.10.07 Friday
10月ですねー。時々強めの北風が吹く季節になりました。
これから鳴門周辺は漂着物が多くなってきます。
さて、以下の写真は、そんな北風がどうのとか関係ない一ヶ月以上前のもの。
記事書くのをすっかり忘れてました。
1月に魚介フィーバーを味わった北泊新港の外側の浜です。
相変わらずゴミだらけですね。
工事用と思しきヘルメットが落ちていました。
よく見てみると……。
ハングルが書かれていました。
やたら小さなイカの甲。
これからイカの漂着も増えてきます。
お釜の蓋らしきものが落ちていました。
曾祖母の家では、こんなお釜でご飯炊いていたのを思い出しました。
“おこげ”が美味いんですよ。
この辺では時々見かけるコダイアマモの化石(多分)
以前のものより更に大きく、持って帰るというわけにはいきませんでしたw
ビーチコーミング :: comments (1) :: trackbacks (0)
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