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2014.08.06 Wednesday
学名 Solecurtus divaricatus
和名 キヌタアゲマキ(砧揚巻)
分類 マルスダレガイ目キヌタアゲマキ科
久々の小松海岸の貝図鑑更新です。
この時期、小松海岸は海水浴客などでいっぱいなため、写真を撮りにいけないんですよね。
カメラ持ってウロウロできるような状況じゃあございませぬw
さて、砧揚巻という随分と洒落た名前を持ったこの貝。
砧とはアイロンのなかった時代、布を叩いて皺を伸ばしたり、柔らかくしたりするために使った木槌にも似た道具のこと、もしくはその行為そのものだそうです。
揚巻とは主に昔の人の髪型を言うそうですが、はたしてどういう意味で貝の名前につけたのか。
ちなみに、小松海岸ではごく普通に打ち上げられています。
しかし、生貝を見たことはありません。
軟体部は殻に比べて随分大きく、殻の中には収まりません。
そんなわけで、貝殻も合弁を拾うとよく分かりますが、左右の殻同士がぴったり重ならず、前後に軟体部を通すための隙間が開いています。
殻の後端には石灰分が沈着しますので、この写真のものだと右側が後ろだということですね。
味は非常に良いそうですが、なかなか生貝が手に入らないそうです。
小松海岸の貝図鑑 :: comments (0) :: trackbacks (0)
2014.08.04 Monday
骨董雑誌、小さな蕾。
骨董に嵌まっちゃったら怖いので、普段は本屋でペラペラ捲る程度なんですが、今号は平成ボトル倶楽部さん協力のボトルディギング特集ということで、これは読まないわけにはいきません。
早速、松茂の附家書店で買ってきました。
いやー、やっぱり面白いですね、ボトルディギング!
蚊やマムシがいなくなる頃に、俺もやってみようかな、と思います。
掘るのはもちろんですが、まずハケを探すのが大変なんでしょうけどね。
図書館で古地図とにらめっこしないと……。
本 :: comments (2) :: trackbacks (0)
2014.07.31 Thursday
道の駅 日和佐で小休憩し、ポツポツと雨の降る中、さらに南へ向けて出発!正直なところ、この時点ではそんなに心配してなかったんですよね。
そのうち晴れてくるだろう、と思っていました。
大砂海水浴場に到着して、浜へ下りた瞬間、狙ったかのようにバーッと降ってきました。
去年と全く同じ状況ですw
写真は雨とモヤで画質が悪く見える大砂海水浴場の磯場。
大潮の干潮と重なってたので、晴れてさえいれば絶好のタイミングだったんですけどねー。
ただ、去年も大砂海水浴場は雨でしたが、宍喰まで行けば雨が上がってしっかりビーチコーミングできましたから、まだまだ楽観的でいられました。
しばらく車の中で雨の様子を見守ります。
13時半ごろ、トイレに行きたくなったので、バスより先に出発。
途中のローソンでトイレを借り、飲み物を補充。
長浜まで先に行って待っていようと思いましたが、少し小降りになったので、途中の豚皇前の浜に下りてみました。
なーんにもありませんw
雷がゴロゴロ鳴っているのが気になります。
いつの間にかバスに追い抜かれていたようで、渚の探偵:助手様より電話。
いつ降ってきても大丈夫なように、今回は長浜ではなく、リビエラ宍喰前の浜で、ということになったそうです。
バスに追いついて、リビエラ宍喰前の浜に下ります。
さーて、何か落ちてるかなー、と歩き始めた瞬間、雷が落ちる音と共に豪雨が。
あちゃー……。
引率の森の人様を中心に、観察会スタッフの方々が色々話し合った結果、このまま宍喰に留まって雨が止むのを待つ、というのは得策ではないという結論に至ったそうで、とにもかくにも北上して雷雨を抜けようということに。
この決断が、まさに英断でありました。
北上するにつれ、雨も小降りになり、晴れ間が見えてきました。
お、これはいけるかもな、と思ったら、バスが福良の浜の前に停車。
なるほど、そうきましたか!w
この狭い浜に、50人からのビーチコーマーが集結!
道すがら浜を見下ろして走る車も、一体何事かと思ったでしょうねw
ぶっちゃけ漂着物に関しては期待していませんでした。
しかし、さすがに50人の目があると、やはり違います。
意外にも色々なものが出るわ出るわで、面白い品評会に。
中国や台湾の浮き、陶片各種、碍子、素焼きの沈子、餌木、ルアー、サンショウウニ、ヒョウタンゴミムシ、鹿や鳥の骨などなど。
ここでは書ききれないくらいの漂着物が集まりました。
特にこの福良の浜は陶片が多いので、俺も楽しませてもらいました。
明治を中心に近代のものが多かったですが、ちょっと古そうな青磁片なんかも出てました。
何だかんだありましたが、福良の浜に寄って大正解!
漂着物の楽しさ、感じていただけたのではないかと思います。
福良の浜をあとにして、道の駅 日和佐で小休憩。
渚の探偵:助手様と、「無事終わってよかった!」と「お疲れ様でした!」を込めて、ジンジャーエールでカンパーイ! しましたw
(その様子は渚の探偵:助手様のblogにて!)
ほんと、一時はどうなることかと思いましたが、終わってみれば楽しい一日でした!
来年も色々あるかもしれませんが、今から楽しみですw
ビーチコーミング :: comments (4) :: trackbacks (0)
2014.07.30 Wednesday
『漂着物を探そう』の後編は、ちょっと一日先延ばしとさせていただいて……。この月曜日、ハスラーの一ヶ月点検のついでに、久しぶりに古川の渡しへ行ってきました。
粘土質の土手の一部が崩れ、そこに埋まっていたであろう陶片がいくつか顔を出していました。
型紙印判が殆どですが、江戸のくらわんか手っぽいものも一つ(左下)ありました。
また、前から落ちてるのは知ってましたが、特に気にしてなかった貧乏徳利も初掲載。
文字が彫ってありますね。
読めませんけどw
崩れた土手部分を凝視していると、なんと目薬瓶が埋もれていました。
産出する陶片や瓶類の時代を考えれば、そのうち出るだろうとは思っていましたが、実際に出るとやっぱり嬉しいですねー。
帰宅して中までギッシリ詰まった泥を洗い落としてみると、綺麗な青色の目薬瓶でした。
割れ欠け無しの完品です。
何やらエンボスがありますね。
エンボスだと読みづらいので、鉛筆を使って拓本もどきを取ってみました。
コバー十字……?
製薬会社名、もしくは商品名だと思いますが、ネットで検索しても何も出てきません。
蒐集家の多い目薬瓶ですから、何かしら情報があると思ったのですが……。
もしかすると地元の小さな製薬会社の製品だったりするのかもしれません。
今度、県立図書館で郷土史なんかを調べてみます。
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2014.07.29 Tuesday
今年もやってきました!徳島県立博物館主催のイベント『漂着物を探そう』の日が!
俺は去年と同じく、後から自分の車でバスを追いかける、というカタチ。
出発が10時だったら余裕でバスに間に合うんですけど、仕方ないですねw
そんなわけで朝の9時ごろ、用事を片付け、コンビニで水分を買い込み、一路第一目的地のはずの那賀川河口へと車を走らせました。
那賀川河口へ到着してみると、バス組(というか俺以外全員ですが)も丁度着いたばかりだったようで、浜へ出る直前といった状況でした。
観察会メンバーの方々と挨拶を交わし、俺も波打ち際を歩いて漂着物を探します。
場所柄、南方系の漂着物は期待薄ですが、川の対岸が淡島海岸ですから油断はできません。
俺は最初から貝狙いで、波打ち際の微小貝ゾーンをメインに歩きました。
しかし、悲しいかな、特にこれといったものもなくタイムアップ。
メダカラが2、ヨフバイが2、コウダカアオガイ(カスリアオガイ?)が1、シロスソカケガイが1、ミニミニムラサキウニが1、といった具合。
品評会では、ビーチコーミングの基礎知識をメインに漂着物を紹介していきます。
全体的に貝類と骨が多かったかな。
品評会後は道の駅 公方の郷なかがわ → 道の駅 日和佐の順で小休憩。
日和佐では、お約束の瓶入りジンジャーエールをいただきました。
暑いときはこれに限りますなぁ。
道の駅日和佐の産直館で、波乗りバウムというのを買ってみました。
バウムクーヘンは好物なのですw
この波乗りバウム、味は良いですが、なかなか強気の値段設定。
ちょっと高いかなぁ……w
さて、そんなわけで、後半に続きます。
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2014.07.26 Saturday
暑いですねー。あまりの暑さに、俺の部屋のボロエアコンの効きが悪くなるレベルです。
先週木曜日からひいていた風邪、ようやくそれなりに回復しました。
blogもここしばらくご無沙汰でしたが、ぼちぼち再開していこうかと。
しかし、喉の痛みは残っており、時々咳も出ます。
風邪のせいで、軽い気管支炎的なものになっているのかも。
それにしてもここまで長引くとは……。
夏風邪は怖いです。
皆様もお気をつけて。
明日、日曜日は恒例の『漂着物を探そう』ですね。
俺は朝方に用事があるため、昨年同様皆さんの乗ったバスを、後から追いかけるカタチになると思いますが、とても楽しみです。
南方系の漂着物に関しては、あまり期待できそうにない感じですが、何かしらそれらしいものが見つかればいいな、と思っております。
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2014.07.20 Sunday
17日から夏風邪でダウンしております。扁桃腺が腫れて痛いのなんの……。
皆さんもどうかお気をつけください。
なかなかしんどいですよー。
27日は『漂着物を探そう』ですね。
それまでにはさすがに治ってるでしょう、多分。
今年も都合上、先に行ったバスを車で追いかけるという展開になりそうですw
ほんとは皆さんと一緒にバスでワイワイやりたいのですが……。
台風10号の行方が多少気になるところですが、太平洋高気圧の強い今の時期ですから、おそらく日本の方には来ないのでは、と思います。
さて、頑張って風邪治さないと!
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2014.07.12 Saturday
結局、台風8号は四国沖を通り過ぎ、残念ながらビーチコーマーにとっての良い風は吹かないまま、ただただ蒸し暑さのみを運んできました。それでも、一応確認に行かずにはいられず、早朝から県南へと車を飛ばしました。
まずは長浜から。
しかし、この写真を見てもダメ感が伝わるかと思いますw
海草ばっかりです。
エボシガイのついた漂着物のひとつも見当たりません。
海草と一緒に良い感じの貝でも巻き上げられていれば、と思いましたが、これも全くの空振り。
早々に諦めました。
帰り道に豚皇前などもチェックしましたが、同じような状況。
大砂海水浴場(磯側)もご覧のように綺麗なもんです。
海水浴場側にいたっては、写ってないですがビーチクリーンの真っ最中でした。
磯側にポツンと落ちていたビン。
検索してみたところ、果実のシロップ漬け的な商品のようです。
磯側の崖にあるハケ、毎回来るたびに気になります。
赤丸の中に陶片が見えます。
しかし、これ、陶片を捨てたあとに木が生えたんですねー。
時代を感じます。
それでも、崖下に落ちてるビンや陶片を見た感じ、戦後以降の新しめなハケのようです。
神薬出ないかなぁ。
田井ノ浜も寄ってみました。
こちらもビーチクリーン中で、綺麗なもんでした。
阿南まで戻って淡島海岸へ。
偶然にもK野さんとK谷さんにお会いしました。
ビーチコーマーの考えることは同じですねw
○打車と書かれた、ちょっと変わったペットボトル(○は上と下の合体したような字)
これ、日本語では自転車のことらしいです。
検索してみたところ、台湾のスポーツドリンクだそうで。
しかし、自転車という名前のスポーツドリンクとは……。
エボシガイ付きのガラスビン。
他にもポツリポツリとエボシガイのついた漂着物はありましたが、あくまで単発。
海豆のくるような雰囲気は全くありません。
豆型浮きのついた網も漂着していました。
これにもエボシガイが結構な数くっついてました。
ロボットのフィギュアです。
どうやら六神合体ゴッドマーズに登場する六神ロボの一体、ガイヤーのようです。
六神合体ゴッドマーズが放送されたのは、1981年から1982年。
丁度俺が生まれた頃ですw
時々こういうタイムマシン的な漂着物がありますよね。
というわけで、淡島海岸での収穫です。
オダマキを初めて拾うことができたので、それなりに満足して帰ることができました。
さて、海豆はいつになったら来てくれるでしょうか。
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