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2014.08.30 Saturday
ヤフオクで肥前陶磁器に関する本を探していたとき、パッと目に付いたのが 『誰にも出来る 楽焼の仕方』 という、大正四年発行のこの本でした。
著者は高山流月という人で、他にも色々な著作を遺しているようではあるのですが、特に人物紹介系のHPがあるでなく、Wikipediaなどもなく、どのような人物であるかはイマイチ分かりません。
とはいえ、少なくともこのような焼物の本を書くのですから、風流な人であったのでしょう。
本の自序に、このようなことが書かれています。
人間はパンや飯丈では生活が出來無い時には茶も茶菓子も必要である如く、今日の時代は高尚の娯樂を要求せることは事實である、(原文ママ)
要するに、人生には趣味や嗜好品が必要不可欠である、と。
人はパンのみにて生きるにあらず、というヤツですね。
ちなみに内容は、そのまんま当時の初心者向け楽焼製法指南といったものです。
ただ、ある程度は余裕のある人向けに書いたものだと思います。
……って、まぁ、大正四年当時に焼物をやってみようと考えて、わざわざ指南書を買うような人間は、基本的に金と暇を持て余した富裕層ですよねw
俺もいつか、自分で焼いてみたいものです。
暇はともかく、金はありませんがw
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2014.08.25 Monday
8月23日土曜日、午前中に色々用事を片付けておいて、午後からは県立博物館で行われていた『標本の名前を調べる会』へ。どうやら貝類は標本の持込数が多いようで、担当のK野さんは大変忙しそうでした。
小一時間ほど待って、俺も持ち込みの微小貝を同定していただきました。
思ってたのとは随分と違う名前が出てきたりして、大変面白かったです。
ありがとうございました!
それにしても、やはり同定作業は難しいですね。
詳細な図鑑はもちろんですが、やはり最も重要なのは経験だと感じました。
自分で採集して同定を繰り返すことで、初めて確かな同定が可能になるのだ、と。
俺も沢山採集して沢山調べたいと思います。
間違いも多いでしょうが、間違えば覚えますからね。
さてさて、この写真は先日、蒲生田でシロツブを拾った帰り、淡島で拾ってきた貝です。
上段、左からアシヤガマ2つ、ハナヅトガイ、コウダカマツムシ。
中段、左からナツメガイ、オダマキ3つ、チャマダライトカケ3つ。
下段、トゲシノブ、ヒメネジガイ、シマハマツボ、クリイロヒダクチキレ、シロハリゴウナ。
この中のハナヅトガイ、コウダカマツムシ、トゲシノブ、シマハマツボ、クリイロヒダクチキレ、シロハリゴウナも、今回の会で同定していただいたものです。
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2014.08.18 Monday
台風通過翌日の県南行は、惨憺たる結果でした。しかし、まだ腐るには早すぎます。
他の海岸の調子が悪いとき、俺をいつも助けてくれた、ヒーローのような場所。
そう、蒲生田の浜へ行ってみないと!
何せ蒲生田はシロツブ2個、ワニグチモダマ1個、イルカンダ1個、アサガオガイ1個の実績があり、恐らく俺と最も相性の良い海岸ですから!
というわけで、行ってきました、木曜の朝。
午前中のみの弾丸BCですが仕方ありませんw
しばらく漂着物溜りを引っ繰り返しながら歩いていると、久々のベトナムキャンディが。
これは幸先がいいですねぇ。
ゴバンノアシに……。
しっかりココヤシも。
指標となる漂着物は揃ってます。
おっと! これはレアな青いオレンジ浮子じゃないですか。
ブランドは太陽浮標ですね。
そして、やっときましたよ!
今期初の海豆はシロツブでした!
蒲生田で拾ったシロツブの数が通算3個目となりました。
いやぁ、困ったときの蒲生田様です。
毎朝起床時に拝んだ方がいいかもしれません。
シロツブの後に、おまけでハスノハギリまでゲット!
ありがとう、蒲生田の浜!
これからもよろしく!
←東洋町
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2014.08.17 Sunday
期待していた長浜が完全に空振りに終わり、失意のどん底に叩き込まれた俺は、ここで高知方面へ進むか、諦めて帰るか、という選択を迫られました。近くのセブンイレブンでお弁当を買って、遅いお昼を食べながら考えます。
例えば、去年モダマを拾った丸山海岸まで行けば、もしかしたら、なんて。
でも、帰りが遅くなると渋滞に巻き込まれてしまいます。
うーん……。
迷った結果、東洋町の野根あたりまで行ってみることに。
しかし、残念ながら、結局大したものはなかったのでした。
これは束になった中国か台湾のものらしき水のペットボトル。
ウミガメのフィギュア。
ちゃんとウミガメのカタチをしているところがミソですね。
というわけで、野根の浜を少し歩いて、今回の県南行は終了となりました。
今回の収穫は左上からヤツシロガイ、ナガカズラガイ、ウラシマガイ、インク瓶、ウミガメフィギュア、金魚フィギュア、メガバスのDOG-XSS、ダイワのバスハンターDR、無銘ながら出来のよい釣り用浮子、以上でした!
←福良から長浜
蒲生田の浜→
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2014.08.16 Saturday
落石や倒木だらけの南阿波サンラインを通り、牟岐駅前からはいつも通りの道へ。一路、宍喰方面を目指します。
まずは先日の『漂着物を探そう』でお世話になった(?)福良の浜へ。
見るからに大したものはなさそう……。
磯遊びしてる人が何人かいました。
漂着帯の流木を引っ繰り返しながら、しばし歩きます。
結果はハマナタマメ3つにテリハボク1つ。
うーん、イマイチ……。
というわけで、大砂海水浴場へ向かいます。
大砂海水浴場のハケで、インク瓶が顔を出していたので引っこ抜いてみました。
気泡だらけで結構古そうです。
ここのハケ、時々良いものが出る感じですが、急峻な崖で、いつ崩落してもおかしくない状態。
気をつけないと危険ですし、そんな状態の場所を大掛かりに掘るわけにはいきません。
でも、そのうち崩れるでしょうねぇ。あれは……。
大砂海水浴場の磯側では特に何も拾えず。
本命の長浜へ向かう前に、豚皇前の浜へ。
崖が削られて、浜の様子が全く違ってしまっていました。
波の力っていうのは物凄いですね。
ポツンとココヤシ。
ココヤシがあるということは、それなりに期待できるんですが、やはり何もなし。
浮子系は結構多いんですが……。
そして本命の長浜なんですが、見るからにイマイチそう。
陸地奥に流木がドバー!って感じの状態。
一応引っ繰り返していきますが、南方系の漂着物はあまり見られません。
殆どが近隣由来のもの。
こんなはずでは……。
仕方ないので、タイドプールのニセクロナマコを引っ繰り返し、クロナマコヤドリニナの写真を撮影して、一番大きいヤツを持ち帰りました。
今回の台風、わりと期待外れ?
いや、このままでは終われませんよ。
←南阿波サンライン
東洋町→
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2014.08.15 Friday
淡島海岸を後にした俺。普段は通らない南阿波サンラインを通ってみることに。
峠道に入ると、倒木、小さな土砂崩れ、落石がいたるところにありました。
幸いにも道を塞ぐほどではなく、また既に撤去、清掃が始まっていました。
まずは外ノ牟井の浜へ。
実はここへは初めてきました。
海に流れ込む滝ができていました。
しばらく眺めてのんびり。
端から端まで歩いてみましたが、浮子の類が漂着している程度で何もなし。
早々に移動。
第一展望台から千羽海崖を望みます。
雄大な景色ですねー。
展望台には猫が沢山いました。
普段は誰かに餌をもらっているのかもしれません。
次に明丸海岸へ。
明丸海岸に来るのも実は初めてです。
ここは結構良い感じの漂着ラインができていたので期待が膨らみました。
しかし、浮子系とエボシガイのついた発泡スチロールばかりで、これといったものもなし。
生きたトコブシ? アワビ? が3個ほど漂着していましたが、全部海に放り込んできました。
うーん、次に台風の後に海岸歩くときは、氷入りのクーラーでも用意しておこうかな。
←淡島海岸
福良から長浜→
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2014.08.14 Thursday
台風が過ぎ去った翌日、うまいこと月曜日で仕事が休みでしたので、朝から県南へ。まずは淡島海岸に行ってみました。
あれ、随分と汀線の雰囲気が変わったような……。
よく見ると、いたるところで浜が削られて流出していました。
台風の波、すごかったのですね。
大きなヒラタブンブク。
実は初めて見ました。
しかし、こう言ってはなんですが、ちょっと気持ち悪い。
生きたカニがうろうろしていました。
調べたところ、ヘリトリマンジュウガニというそうです。
かの有名なスベスベマンジュウガニのお仲間だそうで。
あまりお目にかからないキヌタアゲマキの軟体部。
見るからに美味そうです。
オオブンブクも漂着していました。
持って帰ろうと思ったんですが、あまりの臭さに閉口。
これから県南へ向かうので、車の中がえらいことになると思い、持ち帰りはやめました。
密閉できるジップロック、もしくはタッパーのような入れ物を用意した方がよかったですね。
オオトリガイ、かな。
食べ甲斐のありそうな大きさ。
珍しく割れていないタイラギ。
しかもかなりの大きさです。
新鮮で美味しそうな貝柱の横に、なんだか可愛らしい甲殻類が。
タイラギカクレエビという、タイラギに寄生するエビの仲間だそうです。
ちなみに、南方系種子の類はこのゴバンノアシのみでした。
残念ですが、普段見られない貝たちの姿が見られて満足。
状態の良いヤツシロガイ、カズラガイ、ウラシマガイの貝殻も手に入れることができました。
←里浦大手海岸
南阿波サンライン→
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2014.08.13 Wednesday
凄まじい雨風だった台風11号。ウチももう少しで床下浸水するところでしたが、何とか持ちこたえました。
ハスラーは見事に雨漏りしましたw
さて、そんな可哀想なハスラーの雨漏り修理のために、11号が通過したばかりの10日夕方、鳴門のディーラーへ行ってきました。
ウェザーストリップを全交換して、時計を見ると日没まではもう少し時間が。
それならば、とディーラーから程近い、里浦の大手海岸へ行ってみました。
いわし山の麓に車を停めました。
浜の真ん中に塔のような何かが立っています。
風速を測定するためのものだそうです。
その塔のすぐ近くに、ココヤシが落ちていました。
おっと、これはもしかしたらもしかするのでは?
高まる期待!
オレンジ浮きも数が落ちています。
ブルー紡錘浮きや豆型浮きもボツボツ。
このサイズのギンカクラゲの骨、結構な量が漂着していました。
青い貝は残念ながら見つかりませんでした。
なぜか海では恐竜のフィギュアがよく見つかる気がします。
これはトリケラトプス。
外国のペットボトルは沢山ありました。
ビンロウライターです。
台湾からのものがこれだけあるなら、モダマも必ずあるはず!
期待が確信に近いものへ変わります。
おっと、モモタマナも!
これはもう豆発見まで待ったなし!
なーんて、結局ひとつも海豆は拾えませんでした。
あまりに近隣からの漂着ゴミが多すぎて、非常に探し辛かったというのもあります。
写真は中国のスプライト。
中身入りでしたが、さすがに飲む気にはなれず。
唯一面白いものといえば、浜に下りてすぐ見つけた直径6cm、高さ2.5cmの小さな器くらい。
すごいカンニュウが入ってます。
時代がちょっと分かりません。
もしかしたら紅皿か何かかも。
淡島海岸→
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