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2015.06.02 Tuesday
海や川を歩いていると、がっつり日に焼ける時期になってきました。俺は今年、まだ大して歩いていないので、そんなに焼けていないと自分では思っていたのですが、今日何となく腕を見たら皮がペリペリ剥がれてきてましたw
まぁ、今のうちに軽く焼いておいた方が、真夏に真っ赤にならなくて済みます。
さてさて、いつもの吉野川干潟産陶片です。
まずは近代モノ、主に明治ですが、左下の碗の蓋だけは大正くらいかも?
右下の猪口っぽいものは、ここでは珍しい出物。
タイトルの『ちょっと珍しいモノ』その1はこちら。
見込みに道光年製と書かれた、恐らくは皿。
道光とは清の時代の元号で、西暦1821年から1850年です。
こういった○○年製……。
有名どころでは、17世紀後期から18世紀中期くらいまで流行った大明成化年製とか成化年製がありますが、これは中国磁器(15世紀景徳鎮)をコピーした結果です。
一種の流行でもあったのでしょう。
しかし、道光年は19世紀。
江戸時代後期に、わざわざ同時代の中国磁器をコピーする必要性はないはず。
というわけで、あくまで俺の想像ですが、これは正真正銘、中国磁器なのではないか、と。
あ、ちなみに右側のは、江戸モノとしてはよく見る碗の欠片です。
かなり甘手な感じ。
道光年製の高台にはこんな銘が。
全く読めませんw
タイトルの『ちょっと珍しいモノ』その2はコレ。
なんか白ボケちゃってますが、緑釉の足付磁器。
形状的に仏飯器ではないかと思うのですが、それにしては多少浅め?
時代不明です。
作りから見て、何となくですが江戸後期から明治くらいまでじゃないかな、と思います。
高台は糸切り高台でした。
高台だけ見ると土モノなんですが、上皿部分の割れ口を見ると磁器モノなんですよね。
何せよくわからないシロモノですw
最後、これは特に珍しいものではないんですが、大谷焼の小皿です。
ほぼ完品で出ました。
この小皿にも少々謎があります。
裏側はこんな感じになっています。
これを見ると、何だかすごい違和感があるんですよね。
高台、これも糸切り高台ですが、その高台の周りの割れたような、何かから引っぺがしたような跡。
これが気になります。
元々、こういう重ねタイプの灯明具の上皿だったのでは……。
でも、それにしては多少大きい気もするし……。
要調査です。
この大谷焼の小皿、今までにも2回、同じようなものを拾っています。
左が今回拾ったもの。
真ん中は同じ干潟で拾った破片。
そして右はとある神社のゴミ捨て場で拾ったものですw
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