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2005.07.21 Thursday
アクセス解析を見ていると、チカダイで検索して来ている人が結構いらっしゃるようで。折角だからチカダイの説明と釣り方など書いてみます。
しかし、変な時間に目が覚めたな……(つω・)ごしごし
チカダイ(ナイルティラピア)
スズキ目ベラ亜目カワスズメ科の魚。
アフリカ原産で、あちらでは食材としてポピュラーなシクリッドの仲間。
食用として輸入されて日本の温泉地等で養殖されてきましたが、あまり人気はなく、今では養殖をしているところはほとんど無いとか。
代わりに現在は日本各地の温かい河川や池などに、普通に生息しています。
身は白身で、確かに見た目はタイに似た感じともいえるかも。
味も悪くはないですが、特別美味しいというほどではないです。
時々スーパーや食料品店で、“チカダイ” “イズミダイ” という名で売られています。
水質汚染や温度変化に強く、他の魚が生きていられないような水温でもビクともしません。
成魚の体長は30〜50cmほど。
同じティラピアの仲間であるモザンビークティラピアよりも大型になります。
俺が釣った最大魚は50cmジャスト。
友人は68cmを釣っています(写真を見せてもらいましたがデカすぎ。日本記録かも/笑)
雑食性で基本的に何でも食べますが、今まで釣ってきた経験からすると、幼魚時代は肉食性が強く、成長し大きくなるにしたがって草食性に近づいていくと思われます。
見た目はタイに似ていないこともない扁平な形で、成長するにしたがってわかりにくくなる縞模様が縦に何本か走っています。
尾びれの先端は赤っぽい色を帯び、多少地味ですが観賞魚としても悪くないかもしれません(昔飼ってました)
ちなみに餌は金魚の餌で十分だし、水質もそこまで気にしなくていいです。
チカダイを釣るには、まずチカダイのいる場所を探すことから始めなければなりません。
温泉街近くに住んでいる人は、排水路を覗いてみてください。
温かい工場排水の流れ込むところなども有望です。
中層にぼーっと浮かんでいることが多いので、見つけるのは容易だと思います。
さて、チカダイの存在が確認できたら、釣りを始めましょう。
小型の数釣りを楽しむなら、仕掛けはフナ釣りのもので十分です。
延べ竿に道糸、玉ウキ、ガン玉(カミツブシ)、ハリス、針があればすぐに始められます。
30cmくらいまでの大きさなら、ハリスは0.8号もあれば十分だと思います。
餌はミミズがオススメです。
チカダイだけでなく、他の魚も釣れるので楽しいです。
たまに大きなバスやナマズがきて、仕掛けをぶっ千切っていってくれますが(´Д`;)
大型を狙いたい場合は少し話が変わってきます。
竿は細めの磯竿やチヌ竿を用意してください。
1号〜1.5号くらいで大丈夫です。
リールは竿とのバランスがとれたものを選び、ラインは2〜2.5号あたりを巻いておいてください。
あとは少し大きなウキとオモリ、あとハリス&針ですが、オモリは少し重いものを用います。
なぜかというと、餌に藻を使うからです。
田んぼや用水路の中にある、あの緑色のヤツです。
あれを取ってきて、針にぐるぐると巻きつけるように刺します。
ボリュームたっぷりにつけるのがポイントです。
藻が浮かないように、オモリは道糸ではなくハリスに打ちましょう。
ハリスは1.5号ほどあれば、多分大丈夫です。
あとは、仕掛けを流れ込みなどに放り込んで待つだけです。
アタリはウキがスッと消し込みます。
大型は唇が硬めなので、消しこんだときに少し強めに合わせましょう。
引きは強く、とてもスリリングで、海でチヌ(クロダイ)を相手にしている感じです。
同じサイズのバスの引きなんかとは比べ物になりません。
近場にいさえすれば、かなり面白い魚なので、専門に狙ってみるのもいいと思います。
※番外編1
チカダイはルアーでも狙えます。
小さめのワームを、軽いアンダーショットリグやジグヘッドリグで使うのがいいと思います。
警戒心が強い魚なので、キャスト時は静かにしないと逃げてしまいます。
※番外編2
チカダイは勿論フライでも狙えます。
釣り場が広く、周囲に人がいない場合はやってみてください。
当然、ドライフライよりはウェットフライの方がいいです。
魚や虫的な細身のシルエットのものよりは、できるだけフワフワしたシルエットのものがオススメ。
ちなみに、たまに鯉がかかります。
これはこれでスリリングですが、相手がデカいと地獄を見ます。
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