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2005.12.04 Sunday
先日デジカメを買ってから、カメラの写真と猫の写真、あといくつか風景を撮りました。便利です、本当に。
フィルムが必要ないということは、フィルム代も現像するお金もプリントするお金もいらないということですし、当然ながら現像やプリントを待つ時間も必要なく、尚且つ現像したフィルムや写真のように嵩張らないので簡単に整理できます。
なるほど、フィルムを使用する、いわゆる銀塩カメラが廃れていく理由がわかります。
「写真が上手くなりたい」
上手くなるために必要なのは、持って生まれたセンスと、あとは何枚撮ったか、です。
天性の素質を持っている人なら、現代の高機能カメラの使い方さえわかれば、それが昨日今日カメラを持った人であってもベテランを打ち負かす可能性があります。
素質を持たないなら、ひたすら枚数を撮って目を養い、自分の距離を掴むしかありません。
上手くなりたいならデジカメを持て、という人の意見はわかります。
俺は256MBのXDピクチャーカードを購入しましたが、この小さな一枚のカードに560枚も入ります。
24枚撮りフィルムに換算すれば、約23本分です。
一本現像すると600円ほどかかります。
同時プリントすれば1200円です。
1200×23=27600
256MBのXDピクチャーカードを4枚買ってお釣りがきます。
256MBが4枚あれば2240枚撮影可能なわけで、それをフィルムに換算するt(以下略)
いかにデジカメが優れているかを書いているようですが、そうではありません。
俺は、趣味にはお金をかけるものだと思っています。
ですから、フィルム代を惜しいと思ったことはありません。
「あー、お金がかかるなぁ」とは思えど、それを勿体無いと思ったことはないです。
趣味は生きていく上で、取り立てて必要なものではありません。
ただ生きていく上では不要なもの、つまり無駄です。
無駄に対して “つぎ込んだお金の額” が趣味の価値に比例する、と言ったのは森博嗣だったでしょうか。
無駄のない人生なんて、多分つまらないでしょう。
無駄のない写真撮影だって、なんだかつまらない。
味気ないのです。
失敗してもすぐに消去できますし、撮影枚数に余裕があるので、一枚一枚を大切に撮るという気合や緊張感が無くなります。
下手な鉄砲数撃ちゃ当たるというわけで、誰が撮ってもそれなりのものが撮れます。
フィルムを現像に出してあがってくるまでの、あの何とも言えない感覚もありません。
現像済みのフィルムをニヤニヤしつつ眺めて、フィルムホルダーに入れる作業もなければ、プリントを一枚一枚丁寧にアルバムに入れることもありません。
本当に無駄がなさすぎるんです。
合理的すぎて息が詰まります。
趣味なのに余裕が無い。
そんなのは、やはり違う気がします。
俺にとって、デジカメは記録する道具です。
しかし、銀塩カメラは、それ以上だと思っています。
デジカメで撮った写真を、更にフォトショなどで加工、修正したものが巷で持て囃され、コンテストなどでも入賞をさらっています。
その人たちを否定するつもりも馬鹿にするつもりも全くありませんし、それはそれで一つの楽しみ方であり、個人の趣味であり、表現法であるとは思います。
でも、写真ってそういうものだったかな……と、ふと考えてしまった今日この頃。
一度、デジカメとフレクサレットで、同じ景色を撮り比べてみようかな。
思考 :: comments (2) :: trackbacks (0)
Comments
ぐらぁ
::
2005/12/06 04:12 AM
その辺はアナログカメラとデジタルカメラって言うような明確な線引きがデジカメが出てきてからされてきてる気がするねぇ。
デジカメ、特にコンデジ使うユーザーは特にデジタルの便利さのおかげで気軽に写真を撮れることを重視してるんだろうし。
1眼デジカメになると、また違った感じだろうから1つにまとまるってことはないだろうけどね。
そう考えると、どまぽんの趣味の銀塩写真と今のデジカメ写真は1枚ごとの写真の重みが全く違う気がする。アナログ的な銀塩カメラが手間のかかる魔法みたいな感じで、かたやデジカメは誰でもできる単純な機械みたいな…
とりあえず、写真を加工するってのはその風景、情景、思い出をうすっぺらいものにしてると個人的に思っちゃうから何か嫌悪感があるけど、どまぽんみたいに趣味ってない俺としては、デジカメの無駄のなさってのは手軽さからもっと深いところに引っ張っていく別の魅力があるわけで、コンデジから1眼デジカメ、さらにレンズ、沢山撮れるメディア、等等とつぎ込むお金のゾーンは銀塩と少し違った部分で出てくると思う。俺は写真撮るの下手だから何かデジカメ寄りな発言になっちゃうなぁ…(´・ω・`)
とりあえず趣味は心の税金と思いつつ ノシ
その辺はアナログカメラとデジタルカメラって言うような明確な線引きがデジカメが出てきてからされてきてる気がするねぇ。
デジカメ、特にコンデジ使うユーザーは特にデジタルの便利さのおかげで気軽に写真を撮れることを重視してるんだろうし。
1眼デジカメになると、また違った感じだろうから1つにまとまるってことはないだろうけどね。
そう考えると、どまぽんの趣味の銀塩写真と今のデジカメ写真は1枚ごとの写真の重みが全く違う気がする。アナログ的な銀塩カメラが手間のかかる魔法みたいな感じで、かたやデジカメは誰でもできる単純な機械みたいな…
とりあえず、写真を加工するってのはその風景、情景、思い出をうすっぺらいものにしてると個人的に思っちゃうから何か嫌悪感があるけど、どまぽんみたいに趣味ってない俺としては、デジカメの無駄のなさってのは手軽さからもっと深いところに引っ張っていく別の魅力があるわけで、コンデジから1眼デジカメ、さらにレンズ、沢山撮れるメディア、等等とつぎ込むお金のゾーンは銀塩と少し違った部分で出てくると思う。俺は写真撮るの下手だから何かデジカメ寄りな発言になっちゃうなぁ…(´・ω・`)
とりあえず趣味は心の税金と思いつつ ノシ
とーま
::
2005/12/06 06:49 AM
■ぐらさん
なんつーか、アレやねん。
俺も別にデジカメが嫌いなわけじゃないんだ。
デジカメがもたらした恩恵ってのは確かにあるし。
俺、銀塩写真を撮るのは技術だと思うのね。
デジカメで撮って、レタッチソフトで弄るのは美術の分野だと思う。
どっちが良いとか悪いとかじゃなくて、単に個人の価値観なんだろう。
「良い写真を撮りたい」ってのと、「綺麗な写真を作りたい」ってのの違いかな。
デジタル一眼にしても、コンデジと大差は無いと思う。
何故かというと、単純にレンズが交換できる(とても重要なことではある)だけで、あとは付加機能が優れているという点を除いてコンデジと変わらないと感じるから。
あの辺は、もう拘るか拘らないかだけの世界だな(笑)
デジカメは道具としては、とても優れていると思う。
ただ、そこにある技術は浅い。
言うなれば、AT車みたいなものかね。
誰でも無難に使えるし、便利だ。
しかし、搭載されている機能以上のことはできない。
となれば、銀塩カメラはMT車。
面倒くさくて、便利とは言えない。
ただ、使いこなすには技術が必要だけど、使いこなすことができさえすれば、デジカメには及ばない表現が可能だ。
現に、プロは今の時代でも、本気で撮るときには中判以上のフィルムカメラを使うわけだから。
これから逆転してしまう可能性は大いにあるけども(笑)
俺もそれくらい上手くなりたいやねぇ。
■ぐらさん
なんつーか、アレやねん。
俺も別にデジカメが嫌いなわけじゃないんだ。
デジカメがもたらした恩恵ってのは確かにあるし。
俺、銀塩写真を撮るのは技術だと思うのね。
デジカメで撮って、レタッチソフトで弄るのは美術の分野だと思う。
どっちが良いとか悪いとかじゃなくて、単に個人の価値観なんだろう。
「良い写真を撮りたい」ってのと、「綺麗な写真を作りたい」ってのの違いかな。
デジタル一眼にしても、コンデジと大差は無いと思う。
何故かというと、単純にレンズが交換できる(とても重要なことではある)だけで、あとは付加機能が優れているという点を除いてコンデジと変わらないと感じるから。
あの辺は、もう拘るか拘らないかだけの世界だな(笑)
デジカメは道具としては、とても優れていると思う。
ただ、そこにある技術は浅い。
言うなれば、AT車みたいなものかね。
誰でも無難に使えるし、便利だ。
しかし、搭載されている機能以上のことはできない。
となれば、銀塩カメラはMT車。
面倒くさくて、便利とは言えない。
ただ、使いこなすには技術が必要だけど、使いこなすことができさえすれば、デジカメには及ばない表現が可能だ。
現に、プロは今の時代でも、本気で撮るときには中判以上のフィルムカメラを使うわけだから。
これから逆転してしまう可能性は大いにあるけども(笑)
俺もそれくらい上手くなりたいやねぇ。
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