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2005.08.07 Sunday
“EXA 1b” で検索かけて来てくれる人が、結構いるようです。せっかく来てくれているのに、何も情報が無いというのも心苦しい。
というわけで、簡単に説明をば。
東ドイツはイハゲー社(Ihagee)のカメラで、最初期の一眼レフとして超有名な “EXAKTA” の廉価版という位置づけのものです。
使用フィルムは通常の35mmフィルム。
ボディは、おにぎりを思わせる丸みを帯びたシンメトリィなカタチ。
お世辞にもホールド性は良くありません。
通常シャッターボタンがあると思われる位置にあるボタンは、フィルムの巻き戻しボタンです。
全コマ撮り終わったら、このボタンを押しながらフィルムを巻き取ります。
シャッターボタンは左前面にあるので、お間違いのないように。
マウントはM42なので、交換レンズは腐るほどあります。
シャッター速度は B、30、60、125、175 という低スペックですが、これはメタルセクターシャッターという特殊なシャッター機構のせいらしいです。
(ミラーが金属シャッター幕の一部になっています)
シャッターのショックは大きめで、音は「スコンッ」とか「パコンッ」といった感じの、何とも間が抜けた面白い音がします。
ファインダーはEXAKTAと互換性のある着脱式で、ウエストレベルファインダーとアイレベルのプリズムファインダーの二種類があります。
好みで付け替えるのが良いですが、プリズムファインダーは単体で買うと少々値がはります。
もし、これからEXAを購入するという人は、プリズムファインダー付を探した方が安上がりかもしれません。
ウエストレベルファインダーは、開閉ボタンを押すと「カションッ」と小気味良い音で開きます。
病み付きになります(笑)
どちらのファインダーを使っても、あまり見え具合は良くありません。
ピントの山がわかりづらく、合わせるのも大変です。
まぁ、古い一眼レフなので仕方ないと思いますが。
不人気だったのか、数十年も前のカメラのくせに時々デッドストック品にお目にかかることもあります。
状態の良いものが多いのは喜ぶべきですが、ちょっと複雑な気分です(笑)
ちなみに、ヤフオクでの落札相場は、本体+ウエストレベルファインダーで5000円前後。
標準レンズがついて7000〜10000円くらいでしょうか。
ちなみに、俺は3600円で落札。
かなりお買い得でした。
レンズの方が高かったです、はい。
CARL ZEISS TESSAR 2.8/50 (オートとマニュアルの切り替えができる) を付けて売っていることが結構多いです。
TESSARの写り自体はとても良いものの、絞り羽がまともに動かなくなるというトラブルが多いレンズでもあります。
俺の買ったTESSARもご多聞に漏れず、絞りがダメです。
まぁ、M42マウントのレンズは多いので、自分の好みのレンズを買えばいいかと。
最後に一言。
使い勝手や性能を重視する人は、他の一眼レフを買った方が良いと思います。
そのカタチの可愛さに惚れた人。
手軽に一眼レフを使ってみたい人。
不便さを個性と割り切り、魅力と思える人。
そんな人にオススメです。
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