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首切れ馬の話
2004.09.27 Monday
これは俺が依然住んでいた場所の、すぐ近くにある橋に伝わるお話です。

この橋というのが石でできた潜水橋、つまり雨が降ると川に沈んでしまうタイプのものなんですが、俺は小中学生時代、よくその周辺で川遊びをしていました。
川は綺麗で水も澄み、魚がたくさん泳いでいるのが見えます。
そこへ魚採り網を片手に、ハーフパンツとビーチサンダルといういでたちで入っていって、魚を捕まえたりするわけです。
さて、潜水橋というからには欄干というものがありません。
当然ながら、欄干があると水の抵抗が増すからです。
そんなわけで、何年かに一度ほど、橋から人や車が転落します。
橋の下流は深い淵になっていて、自殺者も何人か出たことがあるそうです。
そんないわくつきだからかどうかは知りませんが、この橋には首切れ馬の噂がありました。

この首切れ馬の話を初めて聞いたのは、俺が小学六年生の頃でした。
よく一緒に川遊びしていた友人が、「この橋には雨がしとしと降る夜に限り、首の無い馬の幽霊が現れる」というんですね。
そのときは、「怖い話ではあるけど、ありがちな噂だろう」という感じで、すぐに忘れてしまいました。
次に噂を聞いたのは中学二年。
これも友人から聞いたもので、内容も似たものでしたが、一箇所だけ違う部分がありました。
前に聞いた話では、「首の無い馬の幽霊がでる」だったのが、二回目は「首の無い馬に乗った首無し武者の幽霊が出る」でした。
そのときの俺は、「噂に尾鰭がついたのか」と感じただけでした。

時は経ち、俺が大学生のときのこと。
ふとした切っ掛けで民俗学が好きになった俺は、個人的趣味で県内に伝わる怪談や憑き物の話を調べていました。
同じ頃、京極夏彦著書の[続巷説百物語]を読んでいたのですが、その[続巷説百物語]に我が郷里の首切れ馬が出演(笑)しているではないですか。
これには驚いて、早速大学図書館の本を調べてみたところ、しっかりと県内には首切れ馬に関する伝説が残っていました。
かなり昔から伝わる話のようで、古くは江戸時代あたりまで遡るようです。
いや、正直背筋がぞくりとしました。
ただの噂にすぎない、と思っていた話が、急にリアリティを持ち始めたような……。

地域の噂話から始まり、行き着くは郷土史にも残る伝説。
こういう身近さが民俗学の魅力だと思います。

民俗学 :: comments (4) :: trackbacks (0)
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Comments
icon きりえ :: 2004/10/07 12:22 AM
首無しと聞いてまず思い浮かぶのはデュラハンという西洋好きな私。トイレの花子さんなんかの所謂都市伝説も地方によって違うけど、ルーツ探ししたら面白そうだね。骨が折れそうだけど。
icon とーま :: 2004/10/07 03:58 PM
西洋のみならず、世界中に似たような伝説や説話が残っているのは、神話や宗教の根源が同じ場所にあるからではないか、とも思います、はい。
ちなみにトイレの花子さんのルーツは、中国におけるトイレの神様 “紫姑神” である、という説があります。本当かどうかはわかりませんが(笑)
icon きりえ :: 2004/10/07 05:31 PM
トイレの花子さんのルーツは遠野にあるっていうのをいつだったか本で読んだかな。中国っていうのは初耳でした。
異同は面白いけど調べるには手間と暇がかかりますな。どこかいいサイトないかしら。
icon とーま :: 2004/10/13 01:07 PM
遠野市民センターのトイレが…というアレですね。
確かに俺も聞いたことはありますが、これは都市伝説から生まれた都市伝説なのではないか、と思います。
つまり、トイレの花子さんのルーツが遠野市民センターにあったのではなく、トイレの花子さんのルーツが遠野市民センターにあることになってしまった、というのが正しいのでは。
とはいうものの、中国の神様がルーツであるという説も、信憑性は大差ないですね。
これも後付されたものである可能性は否めないわけで。
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