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2004.10.19 Tuesday
えー、メールにて、「何か宗教でも信仰しているのか」というご質問を受けました。俺が “空海” だの “仏陀” だの “チベット密教” だの言ってるからでしょうね。
まず、最初に。
俺は宗教というものを信仰したこともなければ、今後信仰する予定も全くもって御座いません。
信仰という方面での宗教には、これっぽっちも興味ないです、マジで。
では、何に興味があるのかというと、宗教という世界における思想や哲学、または民俗学的なバックボーンの部分なのです。
+αの要素として、そのSF的な世界観も興味の対象に挙げておきましょう。
例えば、俺は一度高野山へ行きたいと思っています。
また、四国八十八ヶ所を歩きたいとも思っています。
チベットへ行きたいとも、インドへ行きたいとも思っています。
だからといって仏門を叩くわけではなく、その世界を見、そして感じたいという知識(経験)欲的な、もしくは学術的興味とも言えるような、そういった想いなわけです。
わかってもらえるでしょうか(笑)
また、「何の宗教も信仰しない」と言うと、「では、寺で手を合わせたり、神社で拝んだりはしないのか」と問われます。
これは、「動物好きというくせに、どうして肉を食べるのか」という問いと同じようなものです。
答えは簡単で、「別ものだから」ですね。
これは慣習であり、一種の呪(しゅ)でもあります。
神社仏閣へ行けば合掌し、礼をし、拝むこと。
または何か願い事を言うこと。
これは宗教という属性を遥かに超えたもので、多くの人は信仰や信心という理由からではなく、慣習として拝んだり合掌したりするわけです。
(とはいうものの、これは日本でしか通用しないのかもしれませんが)
初詣なんかは、最もわかりやすい例です。
同じように、肉とは肉という名のものであって、普段は誰も元の動物のことを考えたりはしないでしょう。
食べるときも、それを考えることは滅多にないはずです。
つまり、肉は動物ではなく肉という名の肉なのですね。
これも肉を食べるという慣習であり、一種の呪です。
牛ではなく牛肉と名づけることで、それは “牛” という動物の属性から、ある意味で切り離された “牛肉” という食材としての属性を与えられるわけです。
ああややこしい。
もちろん、「私は無宗教だから神社仏閣へ行っても拝んだりしないし、初詣もクリスマスも関係ない」という方もいらっしゃるでしょう。
また、「私は動物が好きだから肉を食べません」という方もいるでしょうね。
それはそれ、個人の自由です。
はい、以上、俺の宗教観+αでした(笑)
思考 :: comments (3) :: trackbacks (0)
Comments
きりえ
::
2004/10/19 08:16 PM
宗教の話をしているだけで信仰していると思われるのか。怖いなあ。まあ私も以前、聖書を読んでるだけでクリスチャンかと言われたことがあるけど、普通に面白いから読んでるだけだったりして。宗教の歴史とか思想とか死生観は読んでて面白いです。
宗教の話をしているだけで信仰していると思われるのか。怖いなあ。まあ私も以前、聖書を読んでるだけでクリスチャンかと言われたことがあるけど、普通に面白いから読んでるだけだったりして。宗教の歴史とか思想とか死生観は読んでて面白いです。
たこそ
::
2004/10/19 11:53 PM
私も同じで宗教の歴史とか思想とか面白いと思ってまする。まぁ、たまに図書館で読む程度だけども。そいや高校の部室に新約聖書が置いてあったような(笑)
私も同じで宗教の歴史とか思想とか面白いと思ってまする。まぁ、たまに図書館で読む程度だけども。そいや高校の部室に新約聖書が置いてあったような(笑)
とーま
::
2004/10/22 11:59 AM
宗教=信仰という短絡的な思考の人に限って、全く知識がないわりにマスコミなんかの情報を鵜呑みにしているステレオタイプな人間だったりしますね。
そういう人には、“信仰とはどういうことか” というのを小一時間ほど説明してあげたいとこです。
ま、そういう人には関わらないのが一番良いわけですが(笑)
宗教=信仰という短絡的な思考の人に限って、全く知識がないわりにマスコミなんかの情報を鵜呑みにしているステレオタイプな人間だったりしますね。
そういう人には、“信仰とはどういうことか” というのを小一時間ほど説明してあげたいとこです。
ま、そういう人には関わらないのが一番良いわけですが(笑)
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