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曾々爺さんと狸の話
2004.09.22 Wednesday
骨髄異型性症候群という難病にて入院中の、祖父より聞いた話。

祖父の祖父、つまり俺の曾々爺さんは、村相撲の大関を張るほどの剛の者だったらしく、祖父の田舎ではかなり有名だそうです。
その曾々爺さんが、知り合いの結婚式にてしこたま酒(焼酎一升半とのこと…)を飲み、いい気分で自宅へ帰る途中。
“通ると狸に踵を踏まれて転ばされる” という噂のある道を、何人かの子分を従えて通りかかりました。
そして噂通り、曾々爺さん以外の人間は全員、踵を何者かに踏まれて転ばされガタガタと震えていたそうですが、曾々爺さんはフラフラに酔っているにも関わらず、「おっと」と言って持ち堪えた上、「ふん、狸めが猪口才な。俺に悪戯しよったら、ただではおかんぞ」と叫んで、豪快に笑い飛ばしたとのこと。
それを見ていた子分たちが村へ戻り、曾々爺さんの武勇伝を語ったそうです。

この話が本当かどうかなんてのはどうでもいいですが、すごく面白い話ですよね。
狸が踵を踏むんですよ。
踵ですよ、踵。
踏んで何の意味があるのか……なんて、考えちゃいけません、はい。
そんなこと言ってたら、妖怪のほとんどは意味無しなわけで。
うーん、袖引き小僧なんかと同じ類なんでしょうか。

昔の人の語る話というのは、時々こういう面白いのがあっていいですね。
というか、この話の場合、焼酎一升半を飲む曾々爺さんの方が、狸より余程化け物じみてます(笑)

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