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2014.06.13 Friday
学名 Scapharca kagoshimensis(サルボウ)
Scapharca inaequivalvis(クイチガイサルボウ)
和名 サルボウ
クイチガイサルボウ
分類 フネガイ目 フネガイ科
第6回はサルボウです。
殆ど違いの無いクイチガイサルボウも、ここで一緒に紹介してしまいます。
というか、正直なところ、俺にとって完全に見分けるのは荷が重いのですw
小松海岸においては、大量に漂着している貝のひとつで、生貝も何度か見たことがあります。
サルボウはアカガイの代用として流通するほど、食味の良い貝だそうです。
内外ともに見た目もよく似ています。
サルボウとクイチガイサルボウは放射肋が32本前後、アカガイは42本前後、そして同じフネガイ科のサトウガイは38本前後となっており、放射肋を数えることで大体の同定が可能となっています。
横から見ると丸っこいハート型で可愛いですね。
さて、サルボウとクイチガイサルボウの違いなんですが、名前の通り左右の殻が食い違っているのがクイチガイサルボウ、だとばかり思っていたところ、実はサルボウも多少は食い違っているそうで、どうにも『食い違い』がゲシュタルト崩壊を起こしそうです。
1枚目の写真では、ご覧の通り見事に(?)食い違ってるように見えますね。
それでは他の見分け方はというと、サルボウに比べてクイチガイサルボウの方が殻の膨らみが多少強いだとか、多少大きくなるとか、殻頂近くの放射肋に顆粒(つぶつぶ)があるとか、どうにも微妙なものばかり。
せめて合弁が多く漂着していれば、比較できて分かりやすかったのでしょうが、今回小松海岸で拾えた合弁はこれひとつだけだったんですよねー……。
台風の後なんかだと、結構合弁も拾うことができるのですが。
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