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2014.06.10 Tuesday
学名 Mactra chinensis
和名 バカガイ
分類 マルスダレガイ目 バカガイ科
第3回は、小松海岸における名物のひとつと言っても過言ではないバカガイです。
春の大潮の干潮になると、スコップを持ってバカガイ掘りに来る人がいます。
また、時化の後には生貝が多く打ち上げられるため、それを波打ち際で採っている人もいます。
時化とは言えないレベルのちょっとした荒れの後でも、わりと結構な数の生貝が漂着して口を開けているところに遭遇したりしますので、相当な量のバカガイが生息していると思われます。
このように採集者の多い人気者の貝ですが、噛んでいる砂の量がハンパないのと、アサリ等のような方法で砂抜きができないという問題があるため、美味しく食べるためにはそれなりに苦労します。
湯がいて砂を除いた身は、ご存知『青柳(あおやぎ)』と呼ばれ、美味しい食材として有名です。
また、貝柱は『小柱』や『あられ』と呼ばれ、搔き揚げなどにされるそうです。
聞くだけで美味しそうですね。
バカガイはなぜ『バカ』という不名誉な名がついたのでしょう。
Wikipediaを引用しますと……。
1、外見はハマグリに似ているものの、貝殻が薄く壊れやすいことから「破家貝」として名付けられたとする説。
2、いつも貝の口をあけてオレンジ色をした斧足(ふそく、筋肉による足)を出している姿が、あたかも口を開けて舌を出している「馬鹿」な者のように見えたとする説。
3、一度に大量に漁獲されることがあるので、「『バカ』に(「非常に、凄く」の意)多く獲れる貝」の意でその名が付いたとの説。
4、たくさん獲れた地域の名「馬加(まくわり)」(現在の幕張)を「バカ」と音読みし、「バカ貝」と呼ばれるようになったとする説。
5、馬鹿がハマグリと勘違いして喜ぶ様から馬鹿が喜ぶ貝という意味であるとする説
6、蓋を閉じずに陸に打ち上げられて鳥に食べられてしまうことなどの行動から「バカ貝」と呼ばれるようになったとする説。
7、頻繁に場所を変える「場替え貝」から来ているとする説。
といった感じで諸説あるようです。
ビーチコーマーとしては、6番目の光景をよく見るので6番目の説がイチオシですかねw
小松海岸の貝図鑑 :: comments (2) :: trackbacks (0)
Comments
渚の探偵:助手
::
2014/06/11 06:51 PM
先日のビーチコーミング教室で私は、捕まりそうになったバカガイが、斧足を出したままあわてて口を閉めて挟んでしまうバカな貝だからと説明しました。(数日前にテレビで見た情報なんですがね。)
私個人の見解としては、5番かなぁ〜(笑)
でも、 間違える人が馬鹿とは決して思っていませんよ。 貝の同定ってホント難しいですから・・・(^^;)
先日のビーチコーミング教室で私は、捕まりそうになったバカガイが、斧足を出したままあわてて口を閉めて挟んでしまうバカな貝だからと説明しました。(数日前にテレビで見た情報なんですがね。)
私個人の見解としては、5番かなぁ〜(笑)
でも、 間違える人が馬鹿とは決して思っていませんよ。 貝の同定ってホント難しいですから・・・(^^;)
とーま
::
2014/06/12 06:13 AM
>渚の探偵:助手様
ははは、それはまたおっちょこちょいでバカガイの名に相応しい説ですねw
子供たちにはその説明が間違いなくベストでしょう。
実は小松海岸を歩き始めたばかりの頃、俺もバカガイの打ち上げを見て、ハマグリが沢山落ちているなー、と思っていました。
二枚貝と言えばアサリ、シジミ、ハマグリくらいしか知らない人間にとっては、やはりパッと見でハマグリと区別がつかないので、そんな説があるのでしょうねw
>渚の探偵:助手様
ははは、それはまたおっちょこちょいでバカガイの名に相応しい説ですねw
子供たちにはその説明が間違いなくベストでしょう。
実は小松海岸を歩き始めたばかりの頃、俺もバカガイの打ち上げを見て、ハマグリが沢山落ちているなー、と思っていました。
二枚貝と言えばアサリ、シジミ、ハマグリくらいしか知らない人間にとっては、やはりパッと見でハマグリと区別がつかないので、そんな説があるのでしょうねw
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