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2005.01.17 Monday
阪神大震災から丁度10年目。十年一昔、と昔からよく言われますが、「昔のことだから」と安易に忘れてはならないことが世の中にはたくさんあります。
俺は当時中学1年生でした。
10年前の1月17日5時46分。
家がガタガタと激しく揺れ、机の上に置いてあったビー玉が転がり落ち、俺の頭に狙ったようにぶち当たったことで目が覚めました。
最初は寝ぼけていたため、「やたら風が強い日だな」と思ったのを今でも覚えています。
目が覚めてくるに従って、状況が尋常ではないことに気がつきました。
「地震だ」と気付き、机の下へもぐったのですが、揺れが治まっても怖くて出られませんでした。
母が部屋に飛び込んでくるまで、机の下で震えていました。
ようやく落ち着いた頃、居間で朝食を食べながらニュースを見ていましたが、この頃はまだ被害の大きさがわかりませんでした。
しかし、学校へ行き、授業が終わって帰宅した頃には、被災地の悲惨な状況が浮き彫りになっていました。
段々と増えていく負傷者、行方不明者、死者の数。
TVに映る倒壊した建物や高速道路。
子供心に物凄い恐怖を感じました。
あれから10年。
確かに表向きは復興したかもしれません。
しかし、震災の爪痕とはそれだけの問題ではないはずです。
亡くなった人は戻りませんし、被災者の方々の中には未だ癒えぬ傷があると思います。
心の傷の他、体調不良を訴える方もいますし、家計や職業などの経済的な問題が残る、と指摘する方もいます。
それらの問題を「被災地は復興した」として、忘却してしまうことは大きな間違いだと思います。
俺は被災したわけではありません。
そんな人間が講釈を垂れたところで、実際に被災した方々からしてみれば、「安易な同情」にしか見えないのかもしれませんが…。
本日午前5時46分。
1分間の黙祷を捧げました。
亡くなった6433人の方のご冥福を心からお祈りします。
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