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2008.01.06 Sunday
先日、神戸にて相方と一緒に観てきましたよ。京極夏彦原作、映画『魍魎の匣』を。
原作は京極堂シリーズの中で、俺が最も好きな作品です。
否が応にも高まる期待と、期待しても損をするだろうという思いが交錯します。
何せ、別監督にて映像化された前作『姑獲鳥の夏』の評判は、かなり良くなかった。
(おかげで俺は見る機会を逸したわけですが、良かったのか悪かったのか)
今作は、姑獲鳥の時と殆ど同じキャストが使われていたようです。
まぁ、本日はその配役の感想から。
京極堂役は堤真一。
堤さんは好きですが、どうしても京極堂役にしては体育会系すぎる。
ゴツいんですな。
木場役の方が向いていそう。
原作では肺病病みのようとか、芥川龍之介の幽霊とか、そういう書き方されてますからね。
関口役は唯一前作とキャストが違う椎名桔平。
嗤う伊右衛門にも出てましたね。
演技は流石に上手いと思います。
でも、関口にしては普通すぎる。
変にテンションが高いし。
もっと鬱々とした冴えない人であってほしかった。
榎木津役は阿部寛。
男前ですね、ホントに。
でも、榎木津は白磁のような肌で、ギリシャ彫刻のようだという表現が、原作に度々出てきますし、服装に関しても性格に関しても常人の域を逸脱していなければなりません。
阿部さんの榎木津は、ほんと普通の人でした。
木場役は宮迫博之。
原作では木場が主人公と言ってもいいほどなんですが、残念ながら映画では端役扱いです。
「木場=宮迫は有り得ない!」というのが原作好きに多い意見のようですが、個人的には榎木津や関口に比べれば、まだハマってた方だと思いました。
まぁ、どうしてもお笑いのイメージがあるからね。
敦子役は田中麗奈。
この配役は前作でも言われてましたが、わりと良いと思います。
でも、ちょっと出しゃばりすぎな感はあります。
青木役は堀部圭亮。
堀部さん懐かしいなぁ、というのが感想。
青木は、原作ではコケシのような頭の男と言われてますが、コケシっぽくはないなw
鳥口&和寅は面倒なので省略。
鳥口が阿呆っぽすぎた。
あと、この二人、微妙にキャラ被ってました。
加菜子&頼子も省略。
頑張ってたと思いますが、脚本が悪かった。
原作では重要な役どころである頼子も、映画では可哀想なもんです。
久保竣公は宮藤官九郎。
この配役もアレな感じでしたが、まだハマってた方か。
もうちょいクールな男前がやるべきだった気もしますが、演技は流石でした。
美馬坂役は柄本明。
これはハマり役でした。
でも矢張り脚本g(ry
柚木陽子役は黒木瞳。
原作では加菜子の姉と言っても通用する容姿だったはずですが、さすがにそれは無理がある。
で、その設定そのものがなかったことになってました。
演技に関しては流石の一言。
あとはもう面倒だからいいや。
メインはこんなもんです。
内容に関しては、また後日。
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