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2018.01.04 Thursday
さて、乾燥を待てない俺は、半立ち枯れの竹を切ってきて練習中です。採ってきた竹を洗い、枝を落とし、枝の付け根部分を小刀で綺麗に削ります。
綺麗になったら、電気コンロを使って竹を温め、油を抜いていくと同時に、柔らかいうちに軽く曲がりを矯正していきます。
この曲がりを矯正する作業を『竹を矯める』といい、和竿作りの基本なわけですが、これが簡単なようで、なかなか難しいのです。
ある程度曲がりが矯正されたら、しばらく竹を寝かせておきます。
竹は吸湿するとまた曲がります。
曲がったら火入れして直す。
しばらく放置してまた曲がってきたら直す。
この繰り返しで、段々と真っ直ぐに、そして曲がらないようにしていきます。
矯めが完了して真っ直ぐになった竹は、もう殆ど立派な竿です。
竹の種類にもよりますが、例えば布袋竹のような先の細い竹であれば、あとは穂先部分にリリアンを取り付けさえすれば、すぐにでも釣りに行けそうです。
この竹を一本使った継ぎの無い竿を延べ竿(のべざお)と言います。
小学生の頃、祖父に延べ竿を作ってもらって鮒を釣ったのを思い出します。
あの竿は特に火入れなどはしてなかったような気がしますがw
良質の竹の延べ竿というのは、他のどんな竿よりもダイレクトに魚の引きが伝わり、その釣味という意味では他の追随を許さないそうです。
ただ、延べ竿は持ち運びが不便です。
タナゴ竿やテナガエビ竿のように短いものならまだいいですが、それより長い延べ竿となると車に積むのも大変ですし、下手をすれば穂先を折る羽目になります。
そういった問題点を改善したのが継竿(つぎざお)です。
長い竿を分割することで、持ち運びが大変楽になります。
継ぎ方には何種類かありますが、よく使われるのは並継ぎと印籠継ぎです。
並継ぎは簡単に言えば、凹の側と凸の側を組み合わせることで継ぐもの。
印籠継ぎは凹と凹の間を棒で繋ぐ継ぎ方です。
次回は写真で説明できる、かな?
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