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2009.09.08 Tuesday
体調を崩している俺です。早く涼しくなってほしいもんですが、今年の秋は暑いとのこと。
やれやれ。
さて、今日は珍しく真面目に語ります。
内容はタイトルのとおり。
“食” とは、人間が生きていくために必要な栄養素やエネルギーを摂取するための行動であり、一部のヨガの行者やら、仏陀の生まれ変わりやら、土だけ食って生きてる輩(一応これは食事か)やらという、一風変わった人間以外には必須であります。
大体の人は、さして考えることなく、日々食物を口に送っていることでしょう。
俺は生まれながらにして “アレルギー” を患っておりまして、一般人にとって当然の行動である “食” を、一時期、たったの数年ではありますが、かなりの幅で制限されていました。
小学4年の頃、医者でアレルゲンのパッチテストをした結果、卵、小麦、大豆がダメと言われたその絶望たるや、しかも育ち盛りの子供、人と同じものが食べられないという哀しみの深さは何不自由なく食える人からは想像もできんでしょう。
「たったの三種類食えないだけで何を大袈裟な」と思われるかもしれませんが、それでは卵と小麦と大豆を除いた食事、アナタは実践できるでしょうか。
パンや麺類、菓子の類は言うに及ばず、焼き魚に醤油をかけることもできなければ、煮物を食べることもできず、日本人の心である味噌汁さえ飲むことができないのです。
ぶっちゃけ、この三種類を禁じられたら、「食うな」と言われているのと大差ありません。
しかし、生きるために食わないわけにはいかないのです。
ライ麦や粟で作った真っ黒の固いパン。
粟や稗の不味い味噌。
アマランサスや米粉で作られた味気ない菓子。
そういったものを、泣きながら食ってました。
子供心に、死んでしまいたいと思ったことも一度や二度じゃありません。
周りの友人たちは、スーパーなどでお菓子やパンを買って食っています。
小学生の間は給食さえも食べることができなかった俺にとって、給食はご馳走に見えましたが、それを「不味い」と言って残してしまう同級生も沢山いました。
我ながらよく捻くれずに育ったもんだと感心します。
まぁ、捻くれて不良になる体力もなかったんでしょうが。
中学にあがってから給食だけは食べていいことになりましたが、中学2年の終わりまで、そんな生活は続きました。
3年になって転校し、祖父の家へと引越した頃、整体を勉強していた祖父によって、俺はその鎖からようやく解放されました。
勿論、アレルギーが治ったわけではないため自重は必要ですが、それでも何でも食べていいということの幸せは、それはもう筆舌に尽くしがたいものでした。
で、今は普通に何でも食っています。
ラーメンなんて、俺にとってはアレルゲンの塊ですが、気にせず食います。
例えば、卵を食いすぎたりすると体調が崩れたりしますが、その崩れる線を見極められるようになったことで、ほぼ問題はなくなりました。
それよりも、食べたいものが食べられないという辛さからくるストレスの方が、余程身体に悪いという事実に気付きました。
とはいえ、ラーメンに限らず、何でも過ぎれば身体に毒ですから、上でも書いたように自重することは大事です。
これまで生きてきて分かったのは、食べ物から得られるものは、健康においてあくまで補助に過ぎず、食べ物だけで健康になることはできないということ。
食べてはいけないものを食べず、健康に良いとされるものばかり食べていた当時の俺が、実際に健康になったかというと決してそんなことはありませんでした。
結局治ったのは祖父の整体のおかげであり、食事療法は殆ど役に立たなかったのです。
健康のため、最低限安全な食品を選ぶのは当然のこと。
では、安全なものを食べてるから健康?
はたして本当にそうでしょうか。
その安全は、一体どこまで信頼できる安全なのか。
自分で作ったわけでもないものが、どうして安全だと思えるのでしょう。
外国産を国産と偽って販売する例が横行している昨今ですからね。
ウチの場合、肉関係はふれあいコープで買っています。
知り合いが肉を卸しているからです。
また、野菜は基本的に産直市で購入しています。
これも近所の農家の人たちが出品しているからで、面識のある人が作っているだけで安心に繋がります。
畑の状態や農法も目で確認することができます。
また、一部の野菜、ネギやニラ、シソ、バジル、パセリ、ミョウガくらいは家で作っています。
米も近所の農家から直接、玄米の状態で購入し、自分で精米しています。
これくらいすれば、かなり安全だと言えるのではないでしょうか。
とはいえ、前記したように、食べ物だけで健康になることはできませんけどね。
これがウチの “最低限” です。
外食もそれなりにしてますけどね。
漫画 “とりぱん” の作者が書いていました。
「都会の人がロハスとか言ってるの聞くと、なんか『けっ』と思ってしまう」と。
俺も全く同感です。
都会の人に対して、多少の劣等感のようなものがあるのは事実としても「お前ら、そういうことはとりあえず田舎で生活してから言えよ」と思います。
そういえば、エコとかロハスって何故か都会の人にばかり広まってる気がします。
何でですかね。
少々脱線しましたが、とりあえずまとめましょう。
生きるための最低限が食であり、健康はそれだけでは成り立ちません。
そして過剰に反応するのもよくありません。
食べたいと思うのは、身体が欲しているからです。
食べたいものをバランスよく食べる。
アレルギーだった俺が、最終的に辿り着いた「食と健康」はこれです。
思考 :: comments (2) :: trackbacks (0)
Comments
フ***
::
2009/09/14 11:06 PM
体調を崩している俺です。
まで読んだ。
お大事に。
体調を崩している俺です。
まで読んだ。
お大事に。
とーま
::
2009/09/18 08:47 PM
■フクちゃん
おっちゃん、もうちょい先まで読もうよ!
最初の一行で力尽きるなよ!
スライムに負けて冒険諦めるなよ!
■フクちゃん
おっちゃん、もうちょい先まで読もうよ!
最初の一行で力尽きるなよ!
スライムに負けて冒険諦めるなよ!
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