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正貴寺跡現地説明会
2015.04.01 Wednesday
すっかりご無沙汰していました。
色々あって、結局3月は1回しか更新できませんでした。
こんなことじゃあいけませんね。
書きたいことは山ほどあるんですが……。

さてさて、俺の住んでいる板野郡藍住町東部には、勝瑞城館跡(しょうずいじょうかんあと)という名称で登録された国史跡がありまして、これは勝瑞城址と居館跡、およびその城下町という広い範囲を含んだものです。
当時、勝瑞の城下町には約30にも及ぶ寺が存在していたと言われていますが、現在その遺構が確認できるのは、今回記事として書く正貴寺跡のみとなっております。
断続的に発掘作業が行われていたのですが、今回はついに本堂跡が発見されたということで、現地説明会が開催されました。
何せ歩いて行ける距離だったので、散歩がてら気軽な気持ちで参加させていただきましたw
ちなみに、この現地説明会が開催されたのは、3月7日のこと。
いつの間にか1ヶ月近く経っちゃってますね。
やれやれ。

正貴寺跡現地説明会
現地説明会というものに参加したのは今回が初めてです。
思ったより人が集まってました。
最終的には100人前後いたのではないでしょうか。

本堂跡の様子
今回見つかった本堂跡の様子です。
白い丸の部分が、柱を立てる礎石を据えた跡だそうです。
そう考えると結構柱だらけですね。

鍛冶関連遺構
寺を建てる際に必要な道具を作った鍛冶場の遺構です。
2ヶ所隣接して発見されています。

噴砂の痕跡
大きな地震があったらしく、噴砂の痕跡がありました。
もっと分かりやすく液状化してる場所もありました。

火事場整理跡
この寺は16世紀後半、火災によって廃絶したと考えられているようです。
(恐らく長宗我部元親の軍勢によって勝瑞城が落城した折かと)
写真はその火災で出たガラクタなどを集めたゴミ捨て場の跡です。

出土品その1
出土品はこちら。
まずは、備前焼の擂鉢、古瀬戸の卸皿、かわらけ、天目茶碗、硯です。
見所は硯!

亀の硯
ウミガメらしき亀の掘られた美しい硯です。
朝鮮製ではないか、と解説されていました。

亀部分拡大
ウミガメってとこがポイントだと思います。

出土品その2
古銭、軒丸瓦、東南アジア製の甕らしきものの破片、龍泉窯系の青磁、そして魚々屋(ととや)茶碗。
魚々屋茶碗いいなぁ……。

出土品その3
鬼瓦や平瓦など瓦類も沢山出たようです。

いやー、面白かった。
近所にこういうところがあるのはありがたいもんです。
手軽に歴史ロマンに触れられますw

日記 :: comments (2) :: trackbacks (0)
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Comments
icon 尚 nao. :: 2015/04/02 12:14 AM
こういうのおもしろそうですよね。
僕はまだ一度も行ったことがないのですけど…。
考古学っぽいのも嫌いじゃないし(むしろ好き)
やはり古いものを拾っていると、興味もどんどん広がります。
青磁片とか古銭とかいいですね〜。
青磁もこれくらいのサイズのが拾えたら最高なんだけど…(笑)
icon とーま :: 2015/04/02 03:51 PM
>尚様
俺、子供の頃はは考古学者になりたかったんです。
なんとも儚い夢でしたがw
海以外で陶片や土器片を拾おうと思うと、どうしても郷土史あたりを読んで情報を探す必要性が出てくるので、どんどんそっち方面の深みにハマっちゃうんですよねー。
今回も徒歩圏内で、記事のようなすごい発見があったものですから、俺も庭を掘り返してみようかしら、なんて無謀なことを少し考えちゃいましたw
青磁片、やはり発掘で出てくるものは状態がいいですね。
これが海や干潟で拾えたらなー、と俺も思いましたw
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