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2013.04.24 Wednesday
さぁ、どんどんいきましょう。古川の渡しの陶片、第三弾です。
左上は網手の椀。
この網手という柄は、初期伊万里から昭和、戦後から現在までの長い間作られ、使われているもので、素人の俺には時代の同定が非常に難しいです。
見た感じ、型紙ではなく染付けです。
呉須の色からして、明治くらいではないかと予想。
右上は、多分小皿か小鉢。
見込み部分によく分からない紋があります。
外側は特に何もなし。
非常に分厚です。
19世紀の江戸陶片と予想。
下は染付けの陶片。
カタチは不明ですが、大き目の椀か鉢かも。
ご覧のとおり、非常に適当な継ぎによって修理されています。
こういうのも面白いもんですね。
時代は分かりません。
明治よりは古いでしょうか。
今回は二本立てですw
左上は、多分皿でしょう。
型紙印判ですが、わりと大雑把な感じです。
表面に鉄釉の飛びや釉切れが多く、重ね焼きの跡もあります。
高台は蛇の目凹型です。
時代は不明ですが、ベロ藍ですから幕末〜明治ということで。
右上は、いわゆる菊花皿。
白い釉薬がかかっています。
中央に重ね焼きの跡が5箇所。
高台は蛇の目凹型です。
時代は幕末〜明治といったところでしょうか。
下は、型紙印判の皿。
花に遊ぶ蝶のモチーフです。
表面をよく見ると菊花型の凹凸があります。
高台は蛇の目凹型。
時代は明治明治だと思います。
まだまだ続きますよー。
実は先日、同じ場所に赴いて拾い残しを拾ってきたので、更に数が増えてます。
どれだけかかることやら。
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2013.04.23 Tuesday
さて、古川の渡しで拾った陶片、第二弾です。江戸明治混ざってる感じです。
引っくり返した写真はこちら。
上段左。
茶碗。
見込みに嘉のような文字。
外側にも同じような文字と、福の文字がある。
全体的にかなり雑。
時代は何とも微妙。
上段中央。
なます皿。
見込みに絵があるが、何か分からず。
外側は線描きのようなものが多い。
幕末〜明治くらいか。
個人的には幕末。
上段右。
なます皿。
見込みに唐辛子のような絵。
外側には文字。
福は分かるが、もう一つの字は分からない。
寿かもしれない。
呉須の色は濃い。
明治か。
下段左。
小皿。
黒っぽい呉須の染付け。
もしかしたら富士山の絵かもしれない。
時代不明。
下段中央。
小皿。
変な割れ方をしている。
見込みに手書きらしき五弁花。
高台内に文字がある。
成と製、更に年の下半分らしきものが見える。
恐らく、『太明成化年製』の銘。
十八世紀頃。
下段右。
形は不明。
内側は唐草に花びらがついたような絵。
外側は唐草。
時代は・・・うーん、大雑把に幕末〜明治で。
まだまだ続きます。
というか、いつ終わるんだろう。
ペース上げないと!
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2013.04.21 Sunday
先日、吉野川で拾った陶片の洗浄、消毒が終わりました。数が多いので、ぼちぼちとご紹介していきたいと思います。
まずはこちらから。
江戸時代の染付け陶片です。
どれも江戸時代のものではありますが、時期はバラバラだと思います。
まぁ、素人なんで、残念ながら詳細まではわかりません。
いやいや、偉そうに「江戸陶片です!」なんて言っちゃってますが、実際には全くの見当違いだってあるでしょうから、生温かい目で見ていただけると幸いです(超弱気)
では、各々の特徴部分だけ簡単に。
上段左。
広い高台の中に草かタケノコのような落書き。
写真はないが、見込みにも落書きあり。
上段中央。
地が青っぽく、呉須も黒い。
分厚い。
くらわんか手のなます皿。
上段右。
豪快な筆致に色の濃い呉須。
高台は蛇の目。
明治モノかも。
下段左。
松、岩、橋、カモメっぽい鳥が描かれている。
カタチ的には茶碗に見える。
明治以降の可能性。
というか、後からよく見てみた結果、多分明治。
いや、しかし・・・。
下段左から二つ目。
見込み部分に、シミのように簡略化されたコンニャク印判の五弁花。
湯呑にしては大きい。
椀の蓋?
下段右から二つ目。
くるくるっと描かれた、なんか適当な絵柄。
下段右。
何かの花と思われるものが描かれている。
外側には『 щ 』を上下逆にしたような模様がある。
はい、以上です。
まだまだありますので、次回に続きます。
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2013.04.16 Tuesday
インフルエンザも何とか治り、低下した体力も少しずつ回復してきました。そんな15日の月曜日のこと。
少し時間が空いたので小松海岸へ行こうと、吉野川北岸の堤防を走っていたのですが、ふと丁度干潮時で潮が引いた吉野川の干潟が気になりました。
徳島県民ならご存知、吉野川橋北詰アンダーパス付近に駐車。
この辺りは昔、『古川の渡し』という渡し舟があった場所です。
橋が出来るまでは、舟が交通の要だったわけですね。

このような石碑も立っております。
渡し場があったなら、人の往来も多く、市が出たりしていたでしょう。
それならば、きっとゴミも多かったに違いない、と推理。
青石の護岸沿いに上流へ向かって歩きます。

歩いている途中に振り返って撮影。
吉野川橋は現在、恒例の塗り直し工事中です。
何だか、しょっちゅうやってる気がしますね。
写真左側の積み石護岸が切れる場所まで歩きました。

こんな感じの護岸されていない場所まで行くと、それはもう山ほど陶片が落ちていました。
状態も非常に良く、しかも、その半分以上が江戸陶片!
いやー、陶片好きにはパラダイスですよ、これは。
テンション上がりまくった状態で、一人ワーワー言いながら拾っていたら、畑で農作業中のお婆さんに、ちょっと白い目で見られましたがw

どれだけ落ちてたかというと、こんな感じです。
30分ほどでコンビニ袋にいっぱい!
大雨が降ったら、埋もれているのが更に出てくるかも。
定期的にチェックしたい場所です。
拾った陶片は現在、キッチンハイターで洗浄、消毒中。
そのうちご紹介します。
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2013.04.13 Saturday
今しがた、強い地震がありました。淡路島では震度6弱。
徳島県でも、鳴門の方は震度5弱だったようです。
皆様、大丈夫だったでしょうか。
阪神淡路大震災以来の大きな揺れだったので、俺もさすがにびっくりしました。
ちょうど仕事帰りで起きていて、PCを触ってたんですが、とりあえず水槽から水がこぼれないように押さえる程度には冷静だったようです。
ともあれ、落ち着いたので寝ます。
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2013.04.03 Wednesday
1月の頭に、「新年早々インフルエンザに罹った」というような日記を書いたのですが、今度は新年度早々インフルエンザに罹ってしまいました。感染源は毎度のことながら父。
会社勤めしてるから仕方ないんですが、今回は見事に家族が全滅。
インフルエンザも下火だと思っていた矢先のことで、ちょっと油断してたところもあるかも。
皆さんはお気をつけください。
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2013.03.29 Friday
長浜を散歩した後、せっかくだからと宍喰川の河口の方まで歩きます。河口付近は砂と礫が混在していました。
陶片の産出量は多く、ほんの30分足らず歩いただけですが、結構な量を拾うことができました。
いやぁ、良い場所ですねー。

パッと目に付くのは、やはり型紙印判の陶片。
分厚く頑丈なので、大きな破片で残りやすいんですよね。
オーソドックスなものが多い中、左上のものは濃淡があって面白いです。

陶片色々。
判断に迷うものが多いですが、一番下の列は銅版転写です。

上2つは江戸陶片。
下の青いのは、うーん、どうでしょう。
わりと最近のものだったりして。

貝は少なかったですが、一応拾ってきました。
相変わらず貝の名前はさっぱりです。
真ん中のはチリボタンでしょうけど・・・。
左下の真っ白い小さなタカラガイも謎。

宍喰川河口の写真(Google MAPより)
赤丸をつけた周辺にはドーンと礫が堆積しているんですが、陶片の出所はここのようです。
波によって崩れたところから陶片が転がり出て、波で洗われて再漂着、となるわけですね。
また、宍喰へ行ったら歩いてみたいと思います。
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2013.03.27 Wednesday
久々に訪れた県南、宍喰。目的はマリンジャムでの展示会だったわけですが、せっかく来たなら浜を歩かず帰るわけにはね。
だって、ビーチコーマーですもの。
というわけで、長浜を散歩してきました。
何だか、ビーチコーマー的な歩き方の足跡が多いと思ったら、前日に渚の探偵:助手様が歩いていらっしゃったようですw
砂浜に流れ出す小さな川があるんですが、今回は随分と砂が侵食されていました。
この段差、高いところだと80cm近くはありそうでした。
タカラガイのひとつくらいないものか、と探してみましたが、残念ながらフクロノリっぽい海草が沢山漂着しているのみ。
まぁ、シーズンまで我慢我慢、ですね。
波打ち際にポツンと型紙印判の陶片。
陶片は拾える場所ならシーズン関係ありませんw
そういえば、宍喰川河口付近は陶片が沢山出るとか。
せっかくだし、そっちも歩いて帰りましょう。
というわけで次回に続きます。
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