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チェコスロヴァキアで生産された、沈胴式レンズを持つ目測式コンパクトカメラ、エタレッタです。
ボディはアルミ削りだしでズッシリと手に重く、いかにも金属の塊といった感じ。
無駄を省いたシンプルなデザインは非常に美しく、筆記体で書かれたEtaretaの文字も優雅です。
製造会社は諸説あるようで、ネットで調べると
ETA、DRUOPTA、MEOPTAと人によって様々。
MEOPTAのヒストリーページに載っているのは確かですが、おそらくあれはチェコのカメラの歴史でしょう。
よって、ETAかDRUOPTAのどちらかだと思います。
スイスに時計のムーブメント製造で有名なETAという会社があります。
しかし、設立自体が新しいので関係ないでしょう。
勿論、独立テロ組織のバスク祖国と自由(Euskadi
Ta Askatasuna)とも関係ありません。
シンメトリィで美しい軍艦部。
左から巻き戻しノブ、フィルムカウンタ、巻き上げロックの解除ボタン、巻き上げノブです。
フィルム巻上げ時は、解除ボタンを少しの間押しながら巻き上げます。
ずっと押しておく必要はありません。
画像中央に見えるファインダは非常に小さいものですが、意外に良く見えます。
撮影時には、このようにレンズを引き出して使います。
引き出して反時計に回転させると、鏡胴をロックすることができます。
正面のETAXAのプレートが水平になるようにセットしてください。
シャッターはETAXAで、10、25、50、100、200、B、T
レンズはEtar III 3.5/50 トリプレットです。
絞りは3.5〜16まで。
最短撮影距離は0.75m
とてもよく写るレンズです。
巻き上げノブ上に刻まれたロゴ。
王冠のような形をしています。
デザイン性の高さが窺えますね。