VITO B (大窓)


西ドイツのVoigtlander社製目測式コンパクトカメラ、VITO Bです。
元々、VITO BはVITO IIの固定鏡胴モデルとして製造されたようです。
このVITO Bは等倍ファインダーを搭載した、俗に言う大窓バージョン。
よりコンパクトな小窓バージョンもあります。
コンパクトさを重視するか、フレーミングのしやすさを重視するか、その辺りは個人の好みでしょう。
レンズはCOLOR-SKOPAR 3.5/50
絞りは3.5〜22まで。
シャッターはPRONTOR-SVS
スピードは、1、2、4、8、15、30、60、125、300、B
最近接撮影距離は3.5ft(約1m)



@ストラップ用吊り金具
A等倍ファインダー
番号をふり忘れましたが、レンズ真上にフィルムカウンター窓があります。





B巻き上げレバー




Cフィルム巻き戻しノブ
Dアクセサリシュー
Eシャッターボタン





F三脚穴
Gフィルムカウンターダイヤル(逆算式)
H裏蓋開閉部(引き起こして回すと裏蓋が開きます)





Iフィルム巻き戻しノブのポップアップレバー
矢印の方向へ動かすと次の写真のようになります。





このようにフィルム巻き戻しノブがポップアップします。
ポップアップした状態でなければ巻き戻しはできません。





裏蓋を開けた状態。





レンズ鏡胴部。
前からピント、絞り、シャッタースピードの順です。
絞りとシャッタースピードは連動しており、いわゆるライトバリュー方式です。





銘玉 COLOR-SKOPAR
非常にシャープで、ボケ味の硬調な写りをするレンズ。
人によって好みが分かれますが、さすが歴史に名を残すレンズです。