NICCA 3-S




ニッカカメラ株式会社製35mmレンジファインダーカメラ、NICCA 3-Sです。
和製ライカコピーとしては最も完成度の高いものの一つと言われています。
これは祖父の形見なんですが、シャッター幕がボロボロ。
尚且つ、レンズにはカビ、絞りには油染みと、物凄い状況です。
いつか直してやりたいと思っているのですが、如何せん修理費が高い。
お金に余裕ができたら直してあげたいです。
使いこなせるかどうかが微妙なところですけど。




国産最高レベルのライカコピーといわれるだけあって、ほとんどライカそのものです。
今流行のロシア製ライカコピーカメラであるZORKIやFEDとは比べ物になりません。




レンズはNIKKOR H・C F2/50mm
しっかりした出来のレンズです。
当然Lマウント。
シャッターは布幕横走りフォーカルプレーンシャッター。
速度は、1、2、4、8、25、50、75、100、200、500、B、T




軍幹部。
色々とダイアルが並んでいます。
画像一番左の大きなダイアルが巻き上げノブです。
巻き上げノブ上面にはASA感度メモ用のリマインダ。
ノブの下は逆算式のフィルムカウンターです。
その右にある小さなボタンがシャッターボタン。
更にその右のダイヤルはシャッター速度ダイアルです。
シャッターボタンの手前についているレバーは、おそらく巻き戻し用だと思うのですが、詳細はわかりません。
何せ壊れていて使えませんので……。
ボディ前面についているダイヤルは低速シャッターのダイヤルだと思います。




一番左は巻き上げノブ。
左側の窓はレンジファインダー(距離計)の窓で、右側がファインダー窓です。
アクセサリシューもついています。
ロゴまでライカの字体を真似ていますね。
よくできています。




シンプルな底面。
Sの方に向いている矢印をOの方へ向くように回転させてやると、底蓋が外せます。
右の穴は三脚用。




底蓋を外した状態。
バルナックライカと同じく、底からフィルムを装填する仕組み。
やったことないのですが難しそうです。
直ったら是非チャレンジしてみたいです。