HOLGA 120S (改)

■改造箇所
・ボディにフェイクレザーを貼り付け。
・絞り取り付け(F16ほど)
・裏蓋に巻き太り防止用のフィルム押さえを取り付け。





中国製トイカメラで、世界的に有名なHOLGAです。
今更説明する必要もないのですが、一応ということで。
レンズはプラスチックの単玉 F8/60mm
シャッタースピードも単速で、約1/100
シャッターレバーは、ボディ右前面の押し下げ式レバー。
使用フィルムはブローニー(120フィルム)で、マスクによりフォーマットを変更可能。
購入時はセミ判のマスクがついています。
6x6判の画像を撮りたい場合は、二つ方法があります。
@自分で6x6のマスクを製作する。
A日本ポラロイド株式会社から発売されている6x6マスクを購入する。
どちらを選ぶかはお好みでどうぞ。
ちなみに、最近のHOLGAスターターキットには、元々6x6マスクがついている場合もあるようです。




距離合わせは、やる気の無い図で合わせます。
最近接と無限遠以外は使いどころが微妙です。
左から、『人が一人(最近接)』 『大人二人と子供一人』 『人いっぱい』 『山(無限遠)』
なかなか適当で素敵です。
絞りは晴れマークと曇りマークがありますが、購入時はどちらに合わせてもF8の開放です。
絞りが必要な場合は自分でつける必要があります。
工作自体は簡単で、ネジを四本外せば絞りに到達できます。
あとは好きな大きさの丸い穴が開いた黒い紙(もしくはテープ等)を、絞り部分に貼り付けるだけ。




フェイクレザーを貼ったはいいものの、少し大きさを失敗。
所詮HOLGAなので、細かいことを気にするのはやめました。
ファインダーは見やすいですが、実際の撮影範囲とは随分違うので注意。
巻き上げは赤窓式。
6x6フレームを使う場合、赤窓の切り替えを忘れないようにしましょう。




裏蓋を開けたところ。
いきなりギロチンシャッターが見える作りがすごいというかなんというか……。
裏蓋の開け方は、ボディ左右の止め具を外すだけです。




裏蓋です。
フィルム押さえは絶対作っておきましょう。
俺は上写真のような方式にしましたが、他のやり方も色々あると思います。

余談ですが、俺のHOLGAの写りはなかなかに優秀で、いわゆるHOLGAらしい写りではありません。
破綻した写りだったことは一度もなく、かなりシャープな絵を結んでくれます。
HOLGAとしてはどうなんだろう、とも思いますが、俺にはその方が向いているのかもしれません。


■お役立ちリンク
HOLGA CLUB web HOLGA好きな人の集まり。オフラインでイベントも開催しているようです。
HOLGA USER'S WEBRING その名の如くHOLGA系webring
SUPERHEADZ INa BABYLON トイカメラ、カルトカメラの販売店。取扱種類数がすごい。
日本ポラロイド株式会社 ポラロイドカメラがメインのはずですが、HOLGAも取り扱っています。